ワーホリ期間中に就労ビザ取得を目指す理由
- キャリアのステップアップ: ワーホリ中に得た仕事経験を基に、長期的な雇用を確保
- スキルアップ: オーストラリアでの仕事経験は、国際的なキャリア構築に役立つ
- 滞在延長: 就労ビザを取得することで、より長期間オーストラリアに滞在可能
新しい環境で挑戦しながら自分の未来を切り開くための第一歩として、就労ビザ取得を目指すことは自然な流れ。シドニーに住んでいるとそういった若者にたくさん出会います!嬉しくなっちゃいます。
しかし、その道のりは簡単ではなく計画性と努力が求められるのも事実。なぜなら就労ビザのスポンサーとなる会社(雇用主)が不可欠だからです。※スポンサー不要なビザは審査基準が厳しく競争が激しい…
この記事では、雇用する会社側(雇用主)の視点も交えてワーホリから就労ビザへのステップをわかりやすくまとめました。
【必見】雇用主の視点
就労ビザの取得を目指す場合、会社側(雇用主側)が何を考えているかを理解することはとっても大切。 間違って理解するとアプローチの仕方を誤ってしまいます。ワーホリビザ保持者を雇用し、就労ビザスポンサーとしてサポートすることは、企業にとっても多くの利点がありますが、同時に責任も伴うからです。
メリット
- ビジネスに必要: なにかしら日本に関係するビジネスの場合、日本人スタッフが必要。
- 多様性の向上: 海外からの労働者を採用することで、職場の文化や視点の多様性が高まる。
- 人材確保: 必要なスキルを持つ適切な人材を確保する機会。
- 長期的雇用: 就労ビザを通じて安定した雇用関係を築ける。
リスク
- スポンサー登録の手続き: スポンサー資格を取得するためには、一定の基準を満たす必要がある。
- コスト負担: ビザ申請やスポンサー登録には費用がかかる。
- 法的責任: 労働者のビザ条件に違反しないよう、適切な雇用環境を提供する必要がある。
慎重になる理由
雇用主が就労ビザのサポートに慎重になるのには、いくつかの要因があります。私は雇用主側で動くことがありますが、とっても慎重です。
- 手続きの複雑さ: スポンサー登録やビザ申請手続きには多くの書類作成や審査が必要で、時間と労力がかかる。(多くの場合、弁護士に依頼しますがもちろん費用がかかる)
- 財務的リスク: ビザ申請費用や、万が一の雇用契約解除となった場合の退職金などのコスト負担。
- 人件費の増加: 就労ビザを申請するには一定の給与額を上回る必要があるので、ワーホリ保持者の採用より人件費が増加します。 ※実はこれが最大の懸念事項だったりします!
- 雇用の適合性: 労働者が職務に適応できるかどうか、またはビザ要件を満たすかどうかの不確実性。最重要なのが即戦力となるかどうか。オーストラリアに「若手を一から育てて一人前に」的な発想はありません。何かしらの専門性をもっている人は強い!
- 規制の遵守: オーストラリア移民法や労働法に違反しないよう、雇用主としての責任が求められる。
就労ビザ取得までの流れ
準備
1. 雇用主を見つける
ワーホリ中に就労ビザスポンサーとなる雇用主を見つけることが不可欠。以下のポイントに注意してください。
- 雇用主の条件: スポンサーとして登録されている企業であること(TSSビザの場合)
- 業種の選定: 自分のスキルや経験に合った職種を選び、現地の求人情報を活用する
2. 自分のスキルや資格を確認
- スポンサー付き就労ビザ(TSSビザなど)を申請する場合、自分の職種がオーストラリアのスキル職業リスト(SOL)に含まれているか確認
- 必要に応じて英語力証明(IELTSやPTEなど)を取得
3. 必要な書類の準備
- パスポート
- 雇用契約書
- 学歴や職歴の証明書
- 英語能力試験の結果
- その他、健康診断や無犯罪証明書など
- 過去に勤めた会社からの推薦状(Reference Letter)
ビザ申請プロセスの一例
状況や弁護士の有無によって変化しますが、大まかなプロセスは下記のとおりです。
1. 雇用主によるスポンサー申請: 雇用主がまずスポンサーとして登録されている必要があります。これには以下が含まれます。
- 雇用主がスポンサー資格を申請し、認定を受ける
- 求職者がスキル職業リストに適合しているか確認
2. ビザ申請の手続き
- 雇用主が推薦書を提出
- 自分でオンラインでビザ申請を完了
- 必要書類をアップロード
3. 健康診断と追加書類
- 指定されたクリニックで健康診断を受ける
- 必要に応じて追加書類を提出
4. ビザ承認: 申請が承認されると、新しいビザの条件で就労が可能になります。
就労ビザ取得のポイント
1. 現地で築いたネットワークを活用
- ワーホリ期間中にできるだけ多くの人とつながり、現地の仕事市場でのチャンスを広げましょう! オーストラリアでは「友人や知り合いの紹介」で求人情報を知ることが多く、このケースでは採用される可能性も高い。
2. スキルアップを意識
- 現地の資格取得やトレーニングプログラムに参加することで、就労ビザ申請時の競争力を高められます。
3. 計画的なスケジュール
- ワーホリビザの有効期限内に就労ビザを申請するため、タイムラインをしっかり管理しましょう。
就労ビザの種類
1. TSSビザ(Temporary Skill Shortage Visa)
- 主な選択肢として、多くのワーホリ経験者が利用するビザ。
- スポンサー企業が必要。
- 短期リスト(2年)または中長期リスト(4年)に基づいて発行。
2. ENSビザ(Employer Nomination Scheme Visa)
- 永住権につながるビザ。
- 雇用主からの推薦が必要。
3. RSMSビザ(Regional Sponsored Migration Scheme Visa)
- 地方地域での雇用が条件。
- 永住権取得を目指す人に適している。
実例
失敗するケースと成功例をリストアップしました。ご参考まで。
失敗するケース
1. スポンサー企業の選定ミス
- 失敗例: スポンサーとなる企業が、オーストラリア政府のスポンサー資格を持っていない場合。(マジかっ⁉て思いますが実際聞く話です)
- 対策: スポンサー可能な企業であることを確認する。企業が「Standard Business Sponsorship」を持っているか、移民局のウェブサイトでチェックする。
2. 職種やスキル要件を満たさない
- 失敗例: 自分のスキルや職種が、就労ビザ(例:TSSビザやエンプロイメントノミネーションスキームビザ)の対象リストに含まれていない。
- 対策: 自分のスキルや経験がオーストラリアのスキルリスト(例:Medium and Long-term Strategic Skills List)に一致するか事前に確認する。
3. 申請書類の不備
- 失敗例: 職務経歴書や推薦状、学歴証明などの必要書類が不十分、または不正確である。
- 対策: 書類をきちんと準備し、内容が正確であることを確認する。移民コンサルタントや弁護士に確認してもらうのも良い。
4. 英語力の不足
- 失敗例: 必要な英語試験(IELTS, PTEなど)のスコアを取得できない。
- 対策: 事前に必要なスコアを確認し、十分な準備を行う。必要なら語学学校に通う。
5. タイミングのミス
- 失敗例: ワーホリビザの期限が切れる直前に就労ビザを申請し、余裕がなくなる。
- 対策: ワーホリビザの期限に注意し、余裕を持って計画的に申請を進める。ブリッジングビザが必要になる場合もあるので、移民局に相談する。
6. 労働条件の誤解
- 失敗例: ワーホリビザの雇用条件(同じ雇用主の下で6か月まで)を守らず、申請が拒否される。
- 対策: ワーホリ中の労働条件を理解し、それに従う。6か月以上働く予定がある場合は、特例申請や就労ビザの早期切り替えを検討する。
7. ビザ要件の変更に対応できない
- 失敗例: オーストラリア政府がビザ要件を変更し、それに対応できなかった。
- 対策: 移民局の最新情報を定期的に確認する。移民コンサルタントに相談することで、要件変更への迅速な対応が可能になる。
8. 不適切な代理人の利用
- 失敗例: 質の低いエージェントや非公認の代理人に依頼し、誤った申請をしてしまう。
- 対策: 登録された移民代理人(MARA登録)を利用する。信頼できる口コミや評判を調べる。
成功のポイント
次のポイントを実践することで、就労ビザ取得の可能性を高めることができます。
1. 雇用主との信頼関係の構築
- ワーホリ期間中に誠実に働き、雇用主に自分の能力や熱意を示すことで、スポンサーへの理解と協力を得る。※何気にコレが最も大切!
- 雇用主にとってのメリット(スキルや貢献)を具体的に説明し、ビザ申請を前向きに考えてもらえるよう努める。
2. 情報収集と準備
- オーストラリアのスキル職業リスト(SOL)の最新情報を確認し、自分の職種がリストに含まれているか確認する。
- 必要書類(雇用契約書、英語能力証明、健康診断書など)を早めに準備し、申請時の遅れを防ぐ。
3. ネットワークの活用
- ワーホリ中に築いた人脈を活用し、業界内の情報や雇用機会を広げる。
- 地域のコミュニティや職業紹介エージェントを活用することで、スポンサーとなる雇用主を見つける確率を高める。
4. スキルの向上
- 現地の資格やトレーニングプログラムに参加し、オーストラリアの労働市場で求められるスキルを身につける。
- 自分のスキルが企業にとって価値があることを証明する。
5. 計画的なスケジュール管理
- ワーホリビザの期限を意識し、就労ビザ申請までのタイムラインを明確に設定する。
- ビザ申請プロセスに必要な時間を逆算し、余裕を持ったスケジュールを組む。
6. 地方地域での雇用を検討
- 地方地域の企業はスポンサー登録に積極的であることが多いため、地方での仕事を選択肢に入れる。
- 地域特化型の求人情報を活用して、スポンサーを見つけるチャンスを広げる。
まとめ
ワーホリから就労ビザへの切り替えは、オーストラリアでのキャリアや長期滞在を目指す第一歩です。適切な準備と計画、そして現地でのネットワーク作りが成功の鍵。雇用主と労働者が協力し、互いにとって有益な関係を築くことで、成功への道が広がります。 失敗例と成功例を参考にしながら、計画的に行動を進めてください。
本日お伝えした内容から重要なポイントを厳選すると次の4つ。
- 英語力を鍛える
- 専門スキルの取得
- 人脈の構築
- 雇用主との信頼関係
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