シンガポール駐在(2015~2018年)以来なので約5年ぶりの海外赴任。
もちろん今回も家族帯同の予定。
というわけで、前回の海外赴任の経験をベースに取組むべきことを整理しました。自分のために、そして海外赴任の可能性がある皆さんのために。
今回のモデルケース(moric家の状況)は次のとおり。
- 赴任先は、欧州 or 豪州 追記 豪州に決定
- 赴任期間は3年~5年(それ以上の可能性もあり)
- 妻は公立中学校の英語教師(自称「美人教師」)
- 娘8歳(小学二年生)、息子5歳(保育園の年中さん)
- チワワ11歳(目がウルウルのシニア世代)
- 家は賃貸。(購入したマンションは前回の駐在前に売却済)
- 車は2台あったが1台売却し現在は1台保有 追記 残り一台も売却
出発直前の準備(荷造りなど)については、日が近づいてきたら別途記事を作成したいと思います。今回の記事は、内示を受けてた直後から考え始める「大きな判断が求めらること」シリーズ。
追記 海外赴任準備②をアップしました ↓↓↓
海外赴任の前兆
海外赴任の内示が出る前には、必ず何かしらの前兆があります。
社員を海外に駐在させるには多額のコストが必要で、駐在する社員にも(その家族にも)ストレスがかかるため、その適性や許容度を確認するために何らかの動きがあります。
例えば、
- 海外事業に関する興味を聞かれる
- 海外に関連するプロジェクトにアサインされる
- 家族構成や子供の教育環境などについて”やんわり”聞かれる
- 海外出張に行かされる(赴任候補地へ)
会社として海外赴任させる意思決定前のマッチング作業的な意味合いで、様々な「前兆」があるのはどの会社でも同じです。
私は内示を受けた2022年12月の3ヵ月前の2022年9月下旬にオーストラリアへの海外出張の機会がありました。
私と同類の海外志向組は、海外赴任の前兆には食い気味に前向きな意思を示しましょう。
内示とは?
そもそも内示とは「人事異動の内容を事前に口頭で伝えること」を意味しています。
正式な異動の通知は文書で公表されますが、内示は口頭で上司から伝えられることが多いと思います。
なぜ内示があるかというと、特に海外赴任の場合は準備が大変で、特に家族帯同の場合は住宅や子供の学校などの手続きが多いから。(また家族全員の心の準備期間としても必要な期間)
人事は水もの。
文書で正式発令が出るまでは、そういった可能性も頭の片隅に置いておくことも重要です。
ちなみに「内々示」とは、内示のもう一歩手前の人事異動予告(もちろん口頭)です。
今回の内示について【海外駐在】
赴任先は確定ではありませんが、これまでの業務内容からおおよその目途は立っています。
- おそらく欧州 or 豪州
- 赴任は2023年7月
- 任期は慣例的に3~5年間
現在2022年12月。2023年7月赴任なら準備期間は半年間はあります。これは有難い。
ちなみに今回の海外駐在の内示については全くサプライズではありません。前職でのシンガポール駐在(2015~2018年)以来の海外駐在を実現するために約1年半前に転職。どちらかと言うか「ようやくこの時が来た」という安堵感が強いです。
大まかな方針を決める【家族帯同編】
家族帯同での海外駐在が決まったら、大まかな方針を家族でよく話し合いましょう。
主には、配偶者の仕事と帰国後のキャリアイメージ、子供の学校関連、ペット、住宅、車などについて。
家族全員に大きな影響を与える海外赴任。
しっかり話し合って、みんなが納得することが大切。我が家の場合は、子供(8歳の娘、5歳の息子)の学校関連が最も重要な案件になりそうです。
「やることリスト」の作成
家族全員で合意した大まかな方針に基づいて「やることリスト」を作成します。
スケジュール感も一緒に整理するのがポイント。
いつまでに、何やるか。
やることが多く、手続きに時間を要する項目もあるため、全体像を掴むために【図解】は有効。
それでは、大きな判断が必要なものについて解説します。
配偶者の仕事と帰国後のキャリアイメージ
- 休職して帯同
- 退職して帯同
我が家のケースは「とりあえず1.休職して帯同」。
私の妻は公立中学校の英語教師で、県のルールでは配偶者の海外赴任に帯同する場合には3年間の休職が認められています。今回の海外駐在の任期が明確でないため、とりあえず休職して帯同し、もし3年間を超える場合にはそのタイミングで退職するという予定。
夫婦がお互いのキャリア形成のイメージを共有し、判断が必要な時には納得いくまで話し合うことが大切!
子供の学校関連
今回の海外駐在での最大の課題。
8歳の娘は現在小学二年生、5歳の息子は保育園の年中さん。
現地でどのような教育を受けさせ、どのように育てていくかを一度立ち止まって考える必要があります。
子供の年齢や現在の教育環境、赴任先国の教育制度によっても対応が大きく変わってきます。参考までにmoric家の考え方をご紹介します。
- 基本子供たちの意志を尊重(ただし多くの選択肢を見せる)
- 大学に行きたくなければ行かなくてよい(まぁ高校も同じ)
- 最終的に自分の力で生きていけるスキルを磨けばよい
- 日本の人口減少を前提に英語力と多様性を重視
追記 子供たちは補習校に入ることにしましたが、結果的に正解でした。現地校では英語ベースですが補習校では思う存分日本語で話せ(というか英語禁止)、週に一度日本人のお友達と会っておしゃべりするのが楽しいようです。学費も年間15万円くらいで良心的。(これも会社負担)
教育関連の情報収集には、赴任前子女教育セミナーがおすすめ。個人で申し込めます。
- 海外の学校の特徴
- 学校選択や現地での適応等の留意点
- 幼児教育・母語の育成
- 帰国後の学校
ペット
我が家のチワワ君11歳について。悩みどころではありますが結論は出ています。
海外には連れて行かず 実家に預ける、です。
上の写真はシンガポール駐在時のもので、当時5歳くらい。まだ若かったですが身体への負荷(マイクロチップの埋込み、飛行機での長距離移動など)や手続きの複雑さは大変なものでした。
当時でも大変でしたが彼は今12歳。
相変わらず食欲は旺盛ですが、前足が弱り、あまり歩くことが出来ません。家族の一員であるチワワ君を日本に残していくことは辛いですが、体への負荷を考えると、飛行機での長時間の移動(赴任、一時帰国、本帰国)と、現地での生活は厳しいと判断。
賛否両論あると思います…。実家の両親には「次の海外赴任の時にはお願いするかも」と以前からお願いしていました。うーん、でも、まだ悩み中です…。
住宅
moric家は15年くらい前にマンションを購入し、前回のシンガポール駐在に売りました。
理由はシンプルで「海外生活を織り交ぜたキャリア形成を選択したので身軽がベター」と判断したため。
マイカー
我が家には車が2台(日産ティーダ【妻の通勤用】 & Audi TT【私の趣味用】)あったのですが、ティーダは売却しました。
手放した主な理由は、正直なところ、海外赴任の兆候を強めに感じていたから。あと、電気系統(特にエアコンやパワーウインドウ)が瀕死状態だったから。走行距離10万kmを優に超え、廃車手続きにお金がかかることを覚悟していましたが、カーネクスト で7万1千円で買い取っていただきました。手続きも全てオンライン、車の引取作業も非常にスムーズ。おすすめです。
問題はAudiの車内スペース。リアシートがあるものの、おまけ程度の広さ…。Audi TTはスポーツクーペですので…。娘8歳&息子5歳を乗せるには何とか耐えられるスペースですが、子供の成長に合わせていずれは買替が必要と考えていました。
でも、ティーダ老化現象によりバイバイで、今はAudiのみ。そこに海外赴任の内示を受けたので、もう出発ギリギリまでAudiに頑張ってもらうしかありません。出国日が見えてきたら売却先を見つけて手続きに入る予定。 追記 出国前に無事に売却できました。
英語学習(英会話)
私は海外事業部での勤務のため日常的に英語に触れていますし、妻は英語教師ということで、英会話に対する抵抗感はありませんが、それでも海外で生活するには英語力のレベルアップが必要。(特に子供の学校関係、役所や公共サービス等)
英会話は日本にいる間から準備ができます。
というか、現地行ってから英会話教室で勉強なんて悠長なことを言ってる暇はありません。
その他
他にもやらなきゃいけないことは山積みです。
「やることリスト」を作成し、出来ることからドンドン進めていくことをおすすめします。
前広に進めても出発間際になるとドタバタしますから。優雅な出発なんて幻(まぼろし)です。
海外赴任は断捨離の最大のチャンス!
海外赴任は本格的な断捨離を決行するチャンス。
基本、私は断捨離好き好き人間ですが、それでも長らく同じ家に住んでいると物は溜まっていきます。しばらく着ていない服、読まなくなった書籍、トミカ、ぜったに見返さない資料類、もう履かない靴、ブランド商品の紙袋、トミカ、etc.
いずれ渡航日が近づいてきたら、荷物を整理し、ドタバタの搬出作業が始まるのです。ならば早めに断捨離を決行し、生活をシンプル化しておくべき。
まとめ
海外赴任の内示を受け、考え始めること&準備することについてご紹介しました。
◆「やることリスト」の作成 →スケジュール感も!
◆配偶者の仕事と帰国後のキャリアイメージ / 子供の学校関連 /
ペット / 住宅 / マイカー / 英語学習(英会話)
◆海外赴任は断捨離の最大のチャンス! →生活をシンプル化しておく!
生活に大きな影響をもたらす海外赴任(というか全てが変わる…)、やるべきことを整理して、前広に準備を進めることが大切です。
前回のシンガポール駐在で感じたことは、「海外駐在は大変だけど、家族の絆は深まる」ということ。
そんなことを考えながら、私は今、トミカのコレクションをメルカリに出品する準備を始めています。
本日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント