私の部屋は散らかっていた。
部屋が物置のように見えるのか、物置が自分の部屋になったのか、今となっては定かではないが、要するに汚かったということ。
妻には「私の部屋が汚いんじゃない。この世界が美しすぎるんだ。」とほざいてみたが、やはりシンプルに私の部屋が汚いだけだった。
今回は、海外引越の可能性があるなら「常日頃からの断捨離が必須」、というお話。
最適な取り扱い(金銭的損失の最小化)が難しいケースがほとんど。
今回は海外引越をスムーズに進めるためのコツを「断捨離」と「ミニマリスト的思考」から解説しよう。モノを知識や経験に変えて、人生を豊かにするヒントもご紹介。
海外引越の可能性がある場合、常日頃の断捨離は必須
「常日頃」というのがポイント。
常日頃からミニマリスト的な発想をもち、断捨離の習慣をつけておけば、海外引越が決まったてから慌てる必要なし。そして限られた時間を有効活用できる。(例えば、現地生活の情報収集や英語学習など)
それでは 海外引越を意識した断捨離のコツについて。お役に立てれば幸いです。
ビジネス服 ※それ以外にも応用可能
会社員としてビジネス服にはこだわりがある。比較的とっつきやすい「断捨離」につながる。
① ベルト、靴、靴下は黒に統一
② シャツは白色無地に統一
③ カバンや小物はネイビーに統一
④ 半袖シャツ、捨てる
⑤ コート、メルカリで売却(インナーダウンの活用)
①~③は色統一シリーズ。実はこれだけでもかなりの効果を期待できる。
以前、ベルトと靴は、黒色、こげ茶色、茶色をそれぞれ持っていた。一般的かどうかは知らないが、私には「ベルトと靴は同色でなければならない(同色じゃないと気持ちわるい)」という感覚があり、毎朝の色合わせが面倒。
また、例えば、茶色の靴のダメージが大きく買替が必要な場合、新しい茶色靴を買うまでの間、茶色ベルトは休眠状態。そして、もちろん新しく茶色靴を買うには出費が伴う。
簡単でオススメ。
④と⑤はシンプル化について。もともと半袖シャツは好みではなく(なんか学生感が強い…)、数枚しか持っていなかったので、迷わずゴミ箱へ。
夏、長袖を着ていて暑ければ、腕まくりすればOK。なんかそっちの方がカッコイイし。それにデスクワークメインの内勤だと、室内の冷房で肌寒い時もあるため、長袖の方が都合が良い。
そして、千葉県在住&オフィスin都内だと、冬でもコートは不要。
ちなみに、インナーダウンはTAION(タイオン)というブランドの「 シングルボタンダウン・ジレ」というのを愛用している。ひし形キルトで見た目もスッキリしていてオススメ。SHIPS別注バージョンなどもある。
いかがだろうか? ⑤は住んでいる地域によるかもしれないが、①~④は誰にでもできる断捨離。
この衣類の断捨離はビジネス服以外にも応用可能。
断捨離で不要となった洋服やブランド品の査定は「KOMEHYO」がオススメ。KOMEHYOは創業70年の株式会社コメ兵(東証2部上場)が運営するブランドリユーストップシェアを誇る日本最大級のリユースデパートで安心。
本・CD・DVD
結論から言うと、本はkindle、CDはSpotify、DVDはDisney Plus(またはNetflix)に置き換えて終わり。
海外引越を意識した断捨離では「持たない」ことが最適解。
デジタルとサブスクを最大限に活用しよう。
私が以前利用した買取サービスは「 ブックサプライ 」。名前は「ブックサプライ」だが、 ブルーレイやDVD、CDなども買取OKで、商品のバーコードを入力すれば、その場でだいたいの査定金額が分かる。
家具・家電
家具と家電の断捨離は洋服や本に比べると面倒。理由は、①大きい(場所を取る)、②家電は劣化する、から。
センスのいい家具や高機能の家電は、物欲を掻き立てる。しかし、一度買ってしまうと処分が大変。
ミニマリスト的思考からすると「大きい」は悪。
さらに家電のように時間の経過とともに劣化が進むのであればなおさら。
既に家の中にある家具・家電については、海外引越時の引越業者を最大限利用すべし。
駐在任期が3年や5年になる場合、洗濯機などの大型家電はかなり劣化が進んでします。使用できなくなっているケースも多く、帰国後、保管倉庫から家に戻ってきた洗濯機を自費で処分して、新しいのを買うはめに。まだまだ使える状態であれば赴任前に知り合いに譲る方が経済的だし、エコである。
車
既にカーシェアリングや車のサブスクを利用している方、完璧。海外引越時に契約を解除するだけ。
これから車を購入する必要がある方は、売却を意識した車選びをオススメする。例えば「ボディカラー」をどうするか。
既に車を所有し、海外引越の可能性が高まった場合、保管するのではなく売却することをオススメする。理由は大型家電と同じで、時間の経過とともに劣化していくから。
それに駐車場代や自動車税、車両保険の支払いが継続するのはきつい。いくら愛着のある車でも、残念ながら帰国まで保管しておくことは、コスト面で非常キビシイ。
わが家には車が2台(日産ティーダ【妻の通勤用】 & Audi TT【私の趣味用】)あったが、日産ティーダは売却した。走行距離10万kmを超え電気系統も弱っていたので廃車手続きにお金がかかることを覚悟していたが、カーネクストで7万1千円で買い取ってもらえた。手続きも全てオンライン、車の引取作業も非常にスムーズ。おすすめ。【追記:2022年12月に新たな海外赴任の内示を受けましたので、Audi TTもそのうち売却します】
家
海外引越の可能性がある場合、家は「賃貸一択」。
人生で最も大きな買い物と言われる「家」。所有している場合、売却の決断は大変だが、売却のチャンスはたくさんある。ただし実際に売れるまでには時間がかかるため、例えば海外赴任の内示が出てからでは間に合わない。(売却手続きのためだけに一時帰国となるケースもある…)
よって、持ち家はすぐに売却し、賃貸物件に引越しすることをオススメする。
住宅の「購入 vs 賃貸」は永遠のテーマ。私なりの考えを別記事にまとめているので、ご興味があれば是非。

海外引越直前や一時帰国中は時間がない!
「断捨離なんて、海外引越が決まってからでも大丈夫」と思われるかもしれないが、実際は時間が足りない。
例えば、不要なものをメルカリに出品したとしても売買成立までじっくり待つ時間はない。(最後は投げ売り状態になるのがオチ)
そもそも断捨離やミニマリスト的思考のメリットとは?
断捨離やミニマリスト的思考のメリットは何だろうか?
物を減らし、シンプルな生活をすることで得られる代表的なメリットを紹介しよう。キャリア形成にもつながる!
時間を有効活用できる
- 家の中の「物」が減ると、選ぶ時間や 片づける時間が不要
- 「何を持っているか」を把握しているため、色々とプランが立てやすい
- 時間を有効活用することが出来る
支出を抑えられる
これは当然と言えば、当然。「物」が増えることを嫌い、必要最小限の「物」で生活しようとするため、必然的に支出を抑えられる。
いずれゴミになってしまうようなものが、そもそも家の中に入ってこない。そして、お金が貯まる。
特に40歳になってから食事には気を遣うようになった。結局、体に良い食事を心がけることが将来の健康リスクを下げ、医療コストを抑えることになる。
旅行は「物より思い出」のスタンスでどんどん出かける。私は国内・海外問わず旅行が好きだが、子供たちにもたくさんの景色を見せたいと思っている。学校の勉強が出来なくても、それほど気にしない。たぶん。それよりも色々な場所で数多くの経験を積んでほしい。親として、そこにはお金を使いたい。
気に入ったものしか買わないので”質の高い所有欲”が満たされる
「物」が増えるのが嫌だからと言って、何も買わないわけではない。
また、購入する前には入念に機能やブランドの背景などを調べる。機能的に優れていることはもちろんですが、「ストーリー性」があるものに惹かれてしまう。生産者や素材や製造工程に、何か特別な物語やこだわりがある製品に対して所有欲が刺激される。
そういったものは大量生産されていない場合が多く、結果的に価格に反映されてしまうが、その商品を購入することにより生産者を支援することにつながるとを考えると、多少高くても納得感がある。サポートする気持ちを込めて、お気に入りの商品を購入する。
これは間違いなく「エコ」。大量生産・大量消費とは違う、環境にやさしい生活スタイル。
例えば、私が長らく使っているお財布はこれです。
アブラサス (abrAsus) というブランドの薄いマネークリップ。厚さわずか 6mm。金属を全く使っておらず、最上級のブッテーロ レザーで作られた超シンプル構造。決して安くはない商品が、まさにミニマリスト的な財布で、とてもお気に入り。
「モノ」を「知識」に変える
日頃からの断捨離で生まれた「時間」と「お金」を英語学習をあてる。
海外生活での不安も減らせるし、誰でも経験できるものではない海外生活をより充実したものに変えることが出来る。
場所も取らず、荷物にもならない。あなたの頭や体に染み込んでいくだけ。
でも、あたなの人生を豊かにしてくれる最強の資産。
英語力という無形資産は、間違いなくキャリア形成につながる。
「お金」や「時間」は、買い物や所有物管理に使うのではなく、英語力の強化(無形資産の構築)に使おう。これが最適解。

まとめ
海外引越準備をスムーズに進めるためのコツを「断捨離」と「ミニマリスト的思考」からご紹介した。
服/本・CD・DVD/家具・家電/車/家
海外赴任直前や一時帰国中は時間がない
そもそも断捨離やミニマリスト的思考のメリットとは?
■ 時間を節約できる
■ 支出を抑えられる
■ 気に入ったものしか買わないので”質の高い所有欲”が満たされる
「モノ」を「知識」に変える
■ 断捨離で生まれた「時間」と「お金」で英語学習
■ 無形資産の重要性
断捨離は奥が深い。ストレスが減ったり、時間に余裕ができたり、お金が貯まったり。ただの「お片付け」ではない。
例えば、新しい靴が欲しい場合は、今持っている靴のうち、どれかをメルカリで売る or 捨てる。どうしても手放すのが惜しい場合は、新しい靴を諦める、である。
今の住居は賃貸マンションのため、収納スペースも戸建に比べたら小さく、このルールがなければ我が家はあっという間に物に埋め尽くされてしまうだろう。
ちなみに家がゴミ屋敷と化し、優雅に断捨離なんてできない場合は、プロの力を借りて一気に片づけるのもアリ。
今日はここまで。
では。

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