想像してみてください。
- あなたは独身。
- タイプど真ん中の異性と知り合いになりました。
- しかも、どう考えてもあなたに好意をもっています。
- コレはもう絶対に付き合えるパターン!
- その異性は外国人で英語しか話せません。
さて、ここで質問。
「あなたは英語を勉強しますか? しませんか?」
「私なら、死ぬ気で勉強します!!!」
英語を勉強してもなかなか上達しない、という話はよく聞きます。今回は、どうすれば英語(特に英会話)が上達するかについて、私の実体験をベースにまとめました。
いきなりですが、結論 ↓↓↓
”本気の” 英語上達のポイントをご紹介します。
モチベーションより重要なこと
恋愛でも、仕事でも、どんな形でもよいのでモチベーションは大切。英会話学習において「英語が話せると何となくカッコイイから」は長続きしません。もっと具体的でパワフルなモチベーションが必要。
しかし、モチベーションより重要で、効果的なことがあります。
それは、
「必要に迫らせる環境」にぶち込まれること。
少し乱暴な言い方をすると、モチベーション維持とかどうでもよいです。グタグタ言ってないで、英語を話すことでしか物事が成り立たない環境に身を投じれば、勉強するしかなくなります。そこにはモチベーションとかどうてもよい世界が待っています。次元が違います。
実に乱暴。でも効果的。
「必要に迫らせる環境」に自分をぶち込むとは、例えば、
- 外資系企業に就職(または転職)
- 海外駐在
- 海外留学
- 外国人と付き合う ※これが一番効果的!
TOEICは「必要に迫られる環境」の ”入り口”
私は留学や海外就職、そして帰国後の仕事の中で「英語が必要な環境」を維持してきました。自分で自分をそういった環境にぶち込んできました。
少しハードルが高くても、その世界に飛び込めば、必死に勉強します。英語を上達させないと仕事にならないから。生活できないから。
ただし、そういった環境に入るには、キッカケやちょっとした戦略が必要です。
そのキッカケとしてTOEICは有効。
就職、転職、留学、海外駐在等々、様々な「英語が必要に迫られる環境」へのパスポートとして機能します。相対的に評価しやすいからです。
もちろん、ハイスコアを取る過程で英語力も向上します。TOEICに関する教材は豊富で、工夫次第では低コストで効率的に学習できるというのも魅力。
TOEICでハイスコアを取得すること自体をゴールとするのはもったいない。
目的のための「手段」としてTOEIC を活用すべきです。
ちなみに、私のスコア865。
このスコアには意味があります。 ぜひ次の記事をご参照ください。
私の実体験
それでは私の実体験をいくつかご紹介します。なぜ英語(特に英会話)に興味を持ち、どのような環境に身を投じてきたかについて。
カミナリに打たれる
大学3年生の時にカミナリに打たれました。
中学校、高校での英語の成績は及第点。英語は大学受験のための試験科目の一つ、それ以上でも以下でもない。大学でも1〜2年生は英語が必須科目。もちろん同じスタンスでテストのために勉強するのみ。
しかし、大学3年のときです。
アルバイトの一つとして時給の良かった留学生のチューター(授業の補習サポートや日本語サポート)を始めました。
留学生会館という留学生のための大きなシェアハウスみたいな所に出入りするようになり、次第にバースデーパーティーやらの各種イベントにも参加するようになり、外国人留学生との交流が増えました。
日本語を教える傍らで留学生たちの様子を見ていると、国籍が異なるアジア系留学生(例えばタイ人と韓国人)が、笑いながら英語でコミュニケーションを取っています。
私は心の中で思いました。
「英語はペラペラなんかーい!」
結構な衝撃。バチクソ凹みました。今まで中学、高校、大学とかれこれ8年くらい勉強してきたのに、自分はいまだに英語をまともに話せない。とんだポンコツだと…。
留学生にとって日本語は勉強中で発展途上。でも「英語は標準装備」です。
間違いなく、この瞬間が私の英語学習のターニングポイント。
カミナリに打たれ一気に英語学習に対する熱量が増しました。
完全にスイッチがオンになった私はとりあえず行動。
◆ 近所の教会のフィリピン人牧師の無料英会話教室に通う ※私はクリスチャンではない
◆ 暇さえあれば留学生たちとの交流 ※ただ遊んでるだけ
遅ればせながら、英語学習の扉が開きました。
ニュージーランド留学、そして現地就職。
留学生から受けた影響と勢いにまかせ、大学卒業後はオークランド(ニュージーランド)へ語学留学を決意。就職活動はせず、まず世界を見て、英語を習得することに焦点を当てました。
ちなみに、留学先にニュージーランドを選んだ理由は、日本円がNZドルに対して強く、バイト代の貯金が素晴らしいレートで両替できたから。
若いって素敵。円高って素敵。
NZへの語学留学は半年間の予定でしたが、そこでの生活が楽しく、現地で就職活動することにしました。英語で履歴書とレターを作り、語学学校の先生にチェックしてもらい、ニュージーランド中のホテルに郵送。
運よく1つのホテルからビザサポート付きで採用してもらいました。語学学校を含めトータル2年間のNZ生活を満喫しました。
帰国。そして就職。
そのままNZに残りたい気持ちもありましたが、英語以外のスキルが伸びないという焦りを感じ始めていました。
帰国後は、東京で塾講師(英語と数学)のアルバイトで繋ぎながら就職活動。運よく海外専門の旅行会社に就職。
始めはハワイ地域の担当ということで英語を使って仕事をしていましたが、経理部に欠員が出たということで経理部に異動。実は大学では会計学を専攻し、簿記二級も取得していました。
そこから「英語 × 会計」のキャリアがスタート。
人生どう転ぶか分かりませんね。
でも、あの時のアジア系留学生から受けた衝撃が今に繋がっているのは確かです。
「聞く」「話す」の反復でしか上達しない
英語はスポーツと同じ。継続しなければ簡単に錆びついていきます。
結局のところ、語学は反復でしか上達しません。英会話でいうと「聞く」と「話す」を繰り返し、体に染み込ませていく。そうでなければ、英語で聞いて、英語で考え、英語を発する、いわゆる「英語脳」は育ちません。
人それぞれフィットする学習方法は違いますが、英会話力の向上において、「聞く」と「話す」の反復は避けて通れないプロセス。
ありがたいことに私たちには今、オンライン英会話があります。低コスト & 柔軟なスケジュール。 使わない手はありません。
まとめ
今回は、”本気の” 英語上達のポイントをご紹介しました。
✓ 自分を「必要に迫らせる環境」にぶち込みましょう!
✓ それが英語上達の最短距離で最強。
TOEICは「必要に迫られる環境」の ”入り口”
✓ TOEICハイスコアはパスポートになる
✓ 目指すは860点
「聞く」「話す」の反復でしか上達しない
✓ オンライン英会話を最大活用
「英語が必要に迫られる環境」に身を投じることは、とてもハード。何度もテンパって、冷や汗をかくでしょう。でも間違いなく最短距離で「使える」英語力を習得することが出来ます。
私は大学3年で英語の重要性に気づきました。もう少し早く気づいておけば、という後悔もありますが、遅すぎたということもありません。
日本の人口減少が止まらず、グローバル化が進んでいくことを考えると、今から勉強を始めてたって遅くありません。
今日は残りの人生の最初の日です。
必要性を感じたときに行動を起こすことが大切。
今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント