シドニー移住 | 日本では中途半端な才能が社畜を育てる

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中途半端な才能とスキル。

ほんの一握りのスーパースターやエリートビジネスマンを除き、ほとんどの人が持っているのは中途半端な才能とスキル。

もちろん私もその一人。

しかし、中途半端だから不幸かというと、そうでもありません。工夫次第でこの厳しい世界を乗り越えられるスキルに昇華させることが出来ます。

今回、ご紹介するのは「スキルのかけ算」によるキャリア形成戦略。

再現性、高いです。

キーワードは「英語」「中途半端なスキル」

「英語」を他のキーワードに置き換えることも可能。要は「掛け合わせること」がポイント。

海外

こんにちは、シドニー在住の平凡会社員 moric です。英語だけは少し頑張ってTOEICスコア 865、IELTSスコア6.5/ 転職4回 / これまでの海外生活はニュージーランド2年間(就職)& シンガポール4年間(駐在)※TOEICは860点を超えたら卒業すべき。その理由は「TOEIC860点最強」をご参照ください。 

 

結論です。

英語 × 中途半端なスキル = キャリア形成の自由度UP!

 

ポイントは次のとおり

中途半端なスキルが社畜を育てる

あなたは、履歴書にどんな資格を書いていますか?

私の場合、TOEIC865、IELTS6.5、日商簿記2級、USCPA(会計科目合格)といったところです。

はい、中途半端。

  • TOEICは、900点台に達していない。
  • IELTSは、日本ではメジャーではないし、スコアだって「中の上」程度。
  • 簿記は1級ではない。公認会計士や税理士のようなプロフェッショナルでもない。
  • USCPAに至っては科目合格。(しかも、その科目合格も既に失効済)

何ひとつ極めていない。

えぇ そうです。何ひとつ極めていない!

高度な専門知識を証明できるものなんて何ひとつない。

これが私。中途半端な男。

この状態で何の戦略を持たず普通のサラリーマンやってたら、社畜候補です。

  1. 中途半端なスキルでは外の世界に飛び出すのも恐怖。
  2. 結局、一つの会社の中でしか生きられない体になってしまう。
  3. 生活も人生も、完全に会社依存。
  4. いいように会社に飼い慣らされ、有事の際にはリストラ候補。
  5. はい、社畜。

では、そんなリスキーでつまらない会社員人生を送らないために、どうすればよいか?

 

「スキルのかけ算」が価値を生む

ヒントは、「スキルのかけ算」現状分析

単体では中途半端でイマイチな資格や能力でも、他の中途半端なスキルと掛け合わせることにより、価値あるものに昇華できるケースが多々あります。

その代表格が 英語。

私のキャリア形成のベースは「英語 × 会計」

会計ができる人は多い、英語ができる人も多い。でも、英語が話せて、英語で会計ができる人は結構少ない。

突くポイントは、ここ!

希少性を高めることができれば、わりと自分の思い通りの道を切り拓いていけます。

事実、私がそうですし、転職を4回経験していますが、この ”スキルかけ算” のおかげ。

私は「かけ算」の効能について、運よく20代前半で気づきました。

当時の職場には東大やら京大やら高学歴社員が多く、仕事のさばき方も素晴らしく効率的。しかし、英語が必要な状況になった瞬間に、みな一気に弱腰。

中途半端日本代表の自分が生き延びるには、ここを突くしかありません。「かけ算戦略」です。

英語力は「かけ算」に用いやすいスキル。 気合い入れてチャレンジする価値は十分にあります。確実に将来の選択肢が増えます。

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忘れてはいけないことがもう1つ。

現状分析です。

もっと正確に言うと、「市場ニーズの解析」と「自分の中途半端スキルのかけ算」のマッチング

つまり、いくら素晴らしいスキルがあっても、そこに需要がなければ無価値。

プロダクト・アウトではなく、常にマーケット・インのスタンスが大切。

こういったマッチング作業は、転職活動においても有効。私は直近の転職時にも、同様のマッチング作業のプロセスを踏んでいます。

その企業がなぜその求人を出しているかを分析して、その背景を正確にイメージし、その需要に私のこれまでの知識や経験が刺さるのか、をじっくり検証するプロセス。

結果、実際に応募した2社とも複数回の面接をクリアし、先に内定を頂いた企業に転職を決めました。

海外勤務と転職を繰り返して辿り着いた「シドニー移住」
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前職で働きながらの転職活動でしたので、かなり省エネで進めることができました。

あなたの中途半端なスキルが、かけ算により希少価値の高い武器に変わる可能性を、じっくり探ることをオススメします。

 

サンクコストの呪縛から解放

もし、あなたが一般的に高収入のハイキャリア(医者、弁護士、会社役員 etc)だとしたら、そのキャリアを捨てて、新たな道に一歩を踏み出すことは容易でしょうか?

あなた自身も周囲も間違いなく「いやいやいやー、ソレもったいないでしょ!」て思うはず。

時間お金もそれなりに費やして築き上げたキャリアです。簡単に手放すなんて有り得ない、そう感じるでしょう。

これがまさに「サンクコスト(埋没費用)の呪縛」

しかし、現代の変化の激しい環境下で、サンクコストの呪縛は致命的です。

知らず知らずのうちに消耗しているのに「もったいない」精神が邪魔して、人生の切替えができない。

例えば、会社役員や部長職の場合、「せっかくここまで会社のために身を捧げ、今の地位を勝ち得たのに…」とか「どんだけ上司のつまらんダジャレに付き合ってきたと思ってんだ!」とか「しょうもないアドバイスに、勉強になります!とか言ってゴマすってきたのに!」という気持ちが強く(もう悪口やん)業界自体が沈みかけているのに、そこからの脱出を躊躇し、いずれ身動き取れない状態に陥るような状況。

一方で、私のようなお気楽中途半端リーマンは強い。

中途半端ゆえにこれまでのキャリアを捨てることにためらいがない。もったいないと思わない。すぐに飛び出そうとするし、何とかなると思う。

まじめな話、環境変化を観察しながら、リスク回避し、どんどん新たな道を探します。

そうです、サンクコストの呪縛ゼロ。(私の飽きっぽい性格も背中を押してくれます)

「能力の掛け算」は応用も効くので、掛け合わせるスキルをズラしてみたり構成比を変えたり、新しいのぶっこんでみたり。

そもそも「かけ算」に慣れていることが強み。

現状に合った色々な発想が湧き出します。

 

「中途半端」は環境変化に強い

「かけ算」に慣れれば、変化への対応力が高まります。

強い者が最強ではなく、変化できる者が最強

【シドニー移住】環境変化によるストレス と英語と転職
環境変化によるストレスに対応できない生物は滅びます。そして、それは 人間社会においても同じ。未来永劫すごく儲かり続けるビジネスモデルなんてありませんし、大企業でもバンバン倒産します。会社員も同じ。

ただし、変化するにはある種の「慣れ」が必要で、中途半端なスキルのかけ算を繰り返すことが大切。

ちなみに、この「moric blog」も同様かも知れません。

中途半端なライティングスキル(プロライターには到底及ばない…)と、中途半端な人生経験(ただの転職の多い40代オッサン…)を掛け合わせて、世の中に新たな価値を提供しようとしています。

自分のこれまでの人生をブログという媒体でコンテンツ化し、似たようなモヤモヤを抱えるあなたの「行動のきっかけ」になればと願いながら、執筆および情報発信しています。

その新たな価値(誰かの何かの役に立つであろう情報)にアフィリエイト広告を加えいることで収益化し、副収入の源を構築しようとしています。

それは終身雇用の崩壊、日本の人口減による国内市場の縮小、グローバル化の拡大、増え続ける地方の空き家問題など、刻々と変化する環境へ対応するための、私なりの戦略。

社内でのキャリアアップや、別企業への転職などの「リーマン人生」から一歩飛び出した領域での挑戦です。

 

まとめ

今回は、中途半端なスキルを掛け合わせる戦略と、その効果についてご紹介しました。

・途半端スキルでは社畜から抜け出せず、会社に依存する道しかない…
・中途半端スキルでも「かけ算」が価値を生み、キャリア形成の自由度UP!
・サンクコストの呪縛から解放、過去にこだわらない。
・「かけ算」をズラし、環境変化に即時対応。

「でも、やっぱり、何かを極めた方が良いのでは?」という意見もあると思います。

もちろん戦略としては「あり」。だだしデメリットとしては、①極めるのに時間がかかる②環境変化で需要が低下した時のカバーが効かない、ことが考えられます。

環境変化は想像以上に速く、人生は意外に短い。

その限られた時間を最大限に楽しみながらリスクヘッジも施すには、「浅すぎず深すぎない知識を習得し、それらを組合わせて付加価値を高める。そして環境変化に応じて組合せをズラす、変える」が正解。

ちなみにこの戦略を取ると、環境分析能力も上がり、そしてバランス感覚も磨かれます。

中途半端、万歳。

私はそんな人生を送っています。楽しいです。

注意点があるとすれば、一つだけ。それは「プライドは捨てる」ということ。中途半端に才能やスキルがある人の中には、変にプライドが高い人やトップになることを諦めきれない人がいます。トップになれるのは一人だけ。今回ご紹介したのは、トップを狙うのではなく、あくまで柔軟に生きていく戦略。しなやかに生きていきましょ。

最後までお読みいただきありがとうございました。
おやすみなさい。

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