「辞める前提」てネガティブな印象。
「やる気がない奴」って印象。
でも今回の記事はむしろ「攻めてる」内容。
私がこれまで実践してきた「精神的自由」がテーマ。
就職活動中の学生さんや転職活動中の会社員の皆さんに是非とも読んでいただきたい内容で、会社選びやキャリア形成のヒントが詰まっています。
「辞める前提」による行動変容
まず結論。
就活中や転職活動中の皆さん、どうやって会社を選びます? 譲れない条件は何ですか?あなたの働き方のこだわりは何ですか?
今回は「辞める前提」というのがポイント。
この前提をおくと、会社選びの基準や働き方が大きく変わります。
では、その理由をご紹介します。
辞める前提だから、給料とか待遇面は “そこそこ” でいい
高度なIT技術者の採用など特殊なケースを除き、どの会社に入っても初任給などそれほど変わりません。日本では。
アルバイトをしながら生活していた大学生にとっては数万円の違いは大きいかもしれませんが、これからの長い人生でのキャリア形成を考えた場合、その違いなんて無視できるレベル。
給料や待遇は “そこそこ” でいいのです、辞める前提なもんで。
給与に差がついても、それから先のキャリアでいくらでも挽回できます。
私の実体験上、これは断言できます。
最近耳にするようになったジョブ型。でも世界的には昔からジョブ型が当たり前。グローバルスタンダード。日本が異常。
そう、終身雇用なんていう日本のスタイルが異常で、アレは経済成長が右肩上がりの時代にのみ機能する雇用制度だったのです。
私は大学卒業後、すぐにニュージーランドに渡航し、半年間の語学学校を経て現地で就活。そこで2年働きました。なので、そもそも新卒で日本の会社に入社していません。
今働いている会社でも新卒で入社したプロパー社員の同僚と比べても、ビハインドは特に感じません。
むしろ、いつ会社を辞めても生きていける自信があるため、肩の力を抜いて働くことができています。(後で触れますが、残業や上司へのゴマすりも無縁)
ちなみに大学卒業後すぐにニュージーランドに渡ったのは、英語の必要性を強く感じていたためで、結果的に英語スキルが今の仕事でも活躍しています。
残念ながら、今は新型コロナウイルスの影響で、海外渡航の難易度は上がってしまいました。しかし、海外に行きづらくても、オンライン英会話など工夫次第で英語は習得できますし、英語に限らず、どんなスキルを持っておくべきか、という観点から就活や転職活動を行うことは大切。特に若いうちは、何が学べるか、何を吸収できるか、が全て。
辞める前提だから、何をどれだけ学べるかが重要
まず【若手社員向け】
良く言えば「現場での実践的なトレーニング」で、悪く言えば「ただ一緒に働いているだけ」。
20代で就職・転職する皆さんが、どのくらいOJTを受けられるか分かりませんし、受けられたとしても、会社によってそのクオリティーは全く異なり、正直なところ会社内部に入ってみないとその実態が分かりません。
私は知識やスキルを身に付ける上で、このOJTの質こそがが大切だと思います。
せっかく、若くスポンジのような吸収力がある期間なので、良好な環境で効率的にノウハウを吸収すべき。若い時の「学び」は時間が経つにつれ複利の力が効き、将来的には大きなスキルに化けてキャリア形成に貢献してくれます。
OJTについては、ネット上の情報を含め、ありとあらゆる手段を使って情報をかき集めるしかないですね、こればっかりは…。とりあえずのキーワードは「社風」。
次に【ミドル社員向け】の内容。
ミドル社員は経験とスキルの積み上げがあり、それはメリットでもありデメリットでもあります。
- メリットは純粋にその経験やスキルでお金を稼げるということ。
- デメリットはその経験やスキルが「足枷」となり新たなチャレンジがしづらくなること。
例えば、営業、マーケティング、経理という職種に、英語、ITというスキルの組合せだけでも、①営業×英語、②営業×IT、③マーケティング×英語、④マーケティング×IT、⑤経理×英語、⑥経理×ITといったスキルの進化があるわけです。
辞める前提なので、所属部署のしがらみなんて関係なしにガツガツ異動希望を出しちゃえばいいんです。スキルを進化させることが出来そうな部署に異動しちゃえばいい。
辞める前提だから、その後の人脈形成が出来るかが重要
人的ネットワークは大切な無形資産。
仕事に限らず、人生を豊かに出来るかどうかにも影響します。ビジネスにおいては、特に40歳以降の後半戦において、その人脈は効果を発揮します。
辞める前提での人脈形成のポイントは、面白そうな人かどうか、につきます。
これは気が楽。円滑に業務ができるレベルで他者との関係を維持すれば良いのです。飲み会も最低限の参加でOK。
それよりも、退職後でも繋がり、有益な情報交換が出来そうな相手かどうかだけが、交流を深めるか否かの判断基準。
辞める前提だから、残業しない!
これ超重要。時間の使い方の話です。
辞める前提であれば、そしてロジカル系思考の人であれば、自ずと残業しない方へと進むはず。
時間は限りあるリソース
辞める前提で働いているのだから、将来のことを考えると、やるべきことは山積み。なんか雰囲気的に帰りづらいという気持ちでオフィスに留まり、その貴重な時間を浪費するなんてもってのほか。
いいんです、さっさと帰宅しちゃえば。いずれ辞めるんですから。
そして、それらの行動変容は、あなたを効率的で生産性の高いビジネスパーソンに育て、またリタイア後も人生を豊かにしてくれます。
さよなら、残業。
【注意】 ただし、本当に残業での対応が必要なケースはしっかり残業して責任を全うしてください。四角四面に残業NGと言うつもりはありません。私は普段は残業しませんが、ここぞという時は徹底的にやります。それが同僚の支援であるならなおさら。おかしな話ですが、普段残業しない人が同僚のピンチの時に残業してサポートすると、すこぶる評価が上がります。
まとめ
◆ 給料とか待遇面は “そこそこ” でいい
◆ 何をどれだけ学べるかが重要
◆ その後の人脈形成が出来るかが重要
◆ 残業しない
そして、その会社である程度の年月が経ったら…
辞めてもイイし、辞めなくてもイイです。
「やっ、辞めんのかーーーい!」と突っこまれそうですが、場合によっては辞めずにその会社に残るのも全然あり。
「辞める前提」で話を進めてきただけで、辞めてくださいとは言ってません。その時の状況で判断すればよいです。
マインドセットの差や、スキルの差。
人間力の差。
会社に依存せずに生きていこうとする精神的自由。
なので、その会社に残っても上手くいくでしょうし、周囲からは、肩の力を抜いて大らかに働いているように見えるでしょう。
もちろん、転職しても新しい環境で活躍できる素養は仕上がっていますので、キャリア形成の過程でどんどん転職していけば良いと思います。
行動することが何より大切。
行動が全てを生み出します。
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なぜならば、多くの人が終身雇用の終焉を感じ、新たな働き方を模索しているからです。
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ブログ開設については様々な情報が紹介されていますが、私の結論は、
今日はここまで。
今回の記事がお役に立てれば幸いです。
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