- 会議中、目の前の外国人が英語で何言っているか分からない…
- 素晴らしいアイデアが浮かんだけど英語で説明する自信なし…
- とりあえず考えてるふりとスマイルで乗り切る(汗)
そんな悩めるあなたに教えてあげたい、英語を聞きたい・話したいなら「音読が最強よ」と。
私は実際に音読を重視した英語学習を継続し、海外駐在の機会を得ました。シンガポールに続き現在はシドニーで海外生活を満喫中。
今回は、英語のリスニング力とスピーキング力を高めるのに音読が最強な理由を解説。また文法との関係性についても説明します。
海外に住むだけでは英語は話せない
まず、現実的なお話。
「海外で生活すれば(留学すれば、海外駐在すれば)英語が話せるようになる」は大きな間違い。基本、話せません。一生懸命話しても現地のネイティブスピーカーからしてみれば「はぁ?」です。
たしかに挨拶や買い物時の最低限の会話はできるようになるでしょう。そうでないと生活できませんから。しかし、かっこよく流暢に話せるようになるかというと NO!
海外駐在員でもほとんど英語を話せない人もいます。私は海外出張の機会も多く、各国で現地の駐在員に会いますが、英語力は人それぞれ。
「みんな同じように海外で生活しているのに、なぜ英語力に差が生まれるのか?」
それは、一定レベルの英語を話せるようになるには、正しい学習を十分な量こなす必要があるからです。
海外で生活していても、この「正しい学習を十分な量こなす」ができていなければ英会話力は向上しません。海外生活の方がアウトプットの機会が多いだけで、そもそものインプット量が不十分であれば、アウトプットできる知識がない。
逆に日本国内であっても正しい学習方法を継続すれば、海外生活者以上に流暢に英語を話せるようになれます。今、私たちにはオンライン英会話があります。アウトプットの不足をカバーできる時代。素敵な時代。
英文法の習得が必要な理由
英語を話したいなら「音読が最強」!
しかし、その前にどうしても文法に触れる必要があります。
なぜなら、文法は言語を話す上で最低限のルールだから。
会話を組立てる能力
正しい文法知識がなければ、相手に情報を正確に伝えることができません。
文法はスポーツでいうところの「競技ルール」のようなもの。
例えば、ルールを知らない人たちとサッカーの試合をして、いきなりボールを手で運び始めたら「オイッ!」ってなりますよねー。
それと同じ。英会話においてもルールの共通認識がなければ、円滑なコミュニケーションは成り立ちません。
そして、相手がネイティブスピーカーの場合、彼・彼女らは正しい文法に基づいて話してくるので、もしあなたに十分な文法力があれば、とても聞き取りやすくなります。
また、英文法を理解していると、瞬時に文章の組み立てができるため、話すスピードも上がります。
つまり、英文法を習得することにより「正しい英語を話せている」という自信につながり、さらに英会話が上達していきます。
英単語と違い「終わり」がある
これは英文法を学習する上でのモチベーション。
正直、英単語を制覇することは不可能。量は半端なく、新たな単語も生み出されます。(それは日本語も同じか…)
しかし、英文法にはちゃんと ”終わり” がある!
そして、私たちノンネイティブが英語を話す上で必要な文法は、中学英語レベルで十分! 海外での生活や仕事で十分に機能します。
どうです? ぐっとハードルが下がったのでは?
中学英語であれば、日本人であれば義務教育で一度は触れている内容。
まずは、中学レベルの英文法の書籍を購入してください。個人的には本屋で実際にペラペラめくって、使いやすそうなテキストを買うことをオススメします。アンダーラインや書き込みを入れて、あなた仕様の英文法バイブルに仕上げてください。
大切なのは、お気に入りの一冊をやりきること。
「音読」の効果は絶大
英文法の重要性を理解したところで、ようやく「音読」について。
私が思うに、英語習得の王道は「音読」。
音読の3つの効果
音読の効果はたくさんありますが、大きく分けると次の3つ。
- 「音声」と「文字」と「意味」を結びつける
- 「単語」と「文法」と「発音」の知識を自動的に使えるようにする
- 自然な英語表現を理解し、使えるようにする
音読は「自動化」のためのトレーニング。
「自動化」とは知識を無意識的に使えるようにすることで、「自動化」していないと瞬間的に話せないし、そもそも聞き取れません。瞬発力。
英語を自由に操れるようになるためには「自動化」が必要で、それは英語を英語のまま理解し、使えるようにすることに繋がります。
つまり英語脳の育成。
具体的な「音読」学習方法
具体的は「音読」学習方法は以下のとおり。
- 【テキストを選ぶ】 音読の練習には、自分が興味を持つテキストを選ぶことが重要。小説、ニュース、または英語のスピーチなど、自分が興味を持って読みたい内容を選びましょう。ただし「ネイティブスピーカーの音声」が付いていることが条件。正しい発音をインプットするためです。YouTubeやオーディオブックを活用。
- 【ゆっくりと正確に読む】 音読の目的は、正確な発音とリズムを身につけること。最初はゆっくりと読んで、各単語やフレーズの発音に注意を払いましょう。正確な発音に慣れてきたら、スピードを少しずつ上げていきます。※内容は100%理解する必要があるためわからない単語は調べましょう。
- 【リピートする】 同じ文やフレーズを何度も繰り返し読むことで、発音やイントネーションを磨きます。具体的には最低20回。特に発音が難しいと感じる部分や、スムーズに話せない箇所に重点を置いてリピート。
- 【録音して自己評価する】 音読の練習中に自分の声を録音しておくと、後で聴き直して自己評価することができます。自分の発音に注意が必要な点や改善できる部分を見つけ、次回の練習に活かしましょう。(私は時々オンライン英会話のレッスンを録音し、自分の発音を確認します)
- 【オンライン英会話で講師に聞いてもらう】これまで練習してきた音読をネイティブの講師に聞いてもらいましょう。客観的な視点で評価してもらうと、新たな「気づき」があるかもしれません。OKがでれば自信にもつながります。
「音読」学習に必要なのは ” 継続 ” です。 とにかく継続。はじめは効果が感じられないかもしれません。しかし決して途中でやめてはダメ。継続は力なり。
英単語は自然に増えていく(無理な暗記は無意味)
英語の単語帳は捨てましょ、って話。
単語帳はつまらない、記憶できない
英語学習を始めようとする人がまず手にするのは単語帳かもしれません?
しかし私の経験上、市販されている単語帳では英単語は覚えられません。シンプルに印象に残らないからです。つまらなくて眠くなる。
例えば、単語帳に「Contradiction」という単語が出てきたとします。これは「矛盾」という意味ですが、会話の中で突如「矛盾」というニュアンスを相手に伝えたい時、「Contradiction」が口から出てくるでしょうか?
まぁー、出ません。
そんな「Contradiction」みたいな単語が無数に並んでいる単語帳を上から一つずつ記憶していくなんて、とっても無駄な作業。
すぐにやめましょう。
キリがない
英単語は無数にあります。日本語も同様ですが、新しい言葉が生まれ、一方で使われず廃れていく言葉もあります。
あなたの生活や仕事と無縁な英単語も無数。「いつ使うの、この単語!」ってのが結構あります。
単語帳を開いて、使うかどうかもわからない英単語を覚えていくことは、費用対効果が低く、無意味。(いや、無意味ではないかもしれませんが、とっても非効率)
英会話力を高めるには、適切な単語やフレーズを瞬時に口から出す必要があるため、自分の生活や仕事に関連する単語から学んだ方が、アウトプットの機会も早く訪れ、脳に刻まれていきます。
英単語は自然に増えていく
それでは、どうやって英会話で使える英単語を増やしていくのか?
「自分で、自分オリジナルの単語帳を作っていく」が正解。
ただし、単語帳を作成することに集中するわけではなく、日々の英語学習の中で初めて出会った単語、「これ伝えたいなー」って思った時に調べた単語、洋画で見た素敵なフレーズ等々をノートにメモしておき(iPhoneのメモ帳アプリでもOK)、時間のある時に整理したり復習するだけ。
英単語はそういった日々の英語学習の中で自然に増えていきます。
そして、そうやって増えていった英単語は、単語帳の単語と比べ、圧倒的に記憶に残ります。シチュエーションや映像とリンクしているから。
そういった意味では、海外赴任や留学で海外生活がスタートすれば、英単語は自然に増えていきます。
生活環境を整えるための各種手続きや買い物、仕事や勉強が始まれば、常に知らない単語と出会いまくります。意味が分からないと生活や仕事に支障が出るため、必ず調べます。
その時に必ずスマホやノートにメモしましょう。そして時間があるときにノートに整理して、時々それを見返します。
それだけ。
それだけで、あなたが使える英単語はどんどん増えていきます。
生活する上で知らないと困る英単語は、強烈に脳に刻まれます。次にその英単語を使う時、困ったシーンがフラッシュバックするとともに、調べた意味が頭に浮かぶはず。
海外生活や海外出張を繰り返してきた実体験から断言。
おそらく人間の防衛本能からくる学習効果だと思います。
オンライン英会話は神ツール(上達への近道)
英語学習には必ずオンライン英会話を活用しましょう。
私が学生の頃には考えられなかった ” 神ツール ” です。
英語に限らず、言語を学ぶ上でインプットとアウトプットの繰り返しは必須。インプットの方は、テキストのみならず音声(Podcast)や動画(YouTube)などあらゆる教材が溢れています。その種類や量は、選ぶのが大変なくらい。
一方、アウトプットの機会は不十分。
そこで、活用したいのが「オンライン英会話」です。
低コストでスケジューリングの柔軟性も高く、忙しいビジネスパーソンや学生でも生活に組み込むことが可能。間違いなく英会話上達への近道です。
私は、毎朝5:00起床で、5:30から30分間のオンライン英会話レッスンを継続しています。いわゆる「朝活」というやつ。(朝活って言ってみたかっただけ…)
ちなみに、海外駐在中の方でも日系企業で日常業務のほとんどが日本語で成り立ってしまうケースでは、オンライン英会話の利用価値は大きく、不足しがちなアウトプットの機会を補ってくれます。 帰国後に「おまえ、海外駐在してたのに全然英語しゃべれんなぁー」と言われないためにも。
オススメのオンライン英会話を2つご紹介。
ビジネスパーソンなら「 Bizmates(ビズメイツ)」で間違いなし
ビジネス英語を学びたい方にオススメなのは、なんといってもビジネス英語に特化したビズメイツ(Bizmates)です。英語で「話す」だけでなく「仕事ができる」ことを目指しています。教材は全てビジネス英語に特化して作り込まれているので、英語だけではなくグローバルビジネスの現場で必要となるマインドやスキルセットについても学ぶことができ効率的。なお、英会話初級レベルからスタートする方のためのサポートプログラムも用意されているので安心です。実際のビズメイツ受講生の約半数が英会話初心者から受講を開始しています。
- 「レッスン × 自習のサイクル」で英語を磨く学習スタイルを推奨。
- トレーナー採用率は1%以下と厳しい基準を設定。MBAや博士号をもつ一流トレーナーも在籍し、業種や職種に合ったスキルを身につけられる。
- 専任の日本人コンサルタントによる学習サポートと英会話がセットになったオンライン完結のコーチングプランも用意。
日常会話は「レアジョブ」が快適
オンライン英会話の王道。王道の安心感。そして何と言ってもリーズナブルな価格設定。1レッスンあたり142円から。これだけでも試してみる価値ありです。個人的には、レッスン5分前まで予約できるのがありがたい。これは思った以上に便利。急に「あ、空き時間できた。レアジョブしよ!」にも対応可能です。
- 会員数90万人を突破!講師数6,000人以上を誇る国内最大級のオンライン英会話。
- 企業研修への導入社数3,100社以上 / 教育機関への導入数300校以上。
- 国際基準(CEFR-J*1)に則った教材開発や講師のトレーニング。
- 日本人の専門カウンセラーに学習相談可能。
まとめ
- 海外生活だけでは英語は話せない
- 英文法の習得が必要な理由
✓ 会話を組立てる能力
✓ 英単語と違い「終わり」がある - 「音読」の効果は絶大
✓ 音読の3つの効果
✓ 具体的な「音読」学習方法 - 英単語は自然に増えていく(無理な暗記は無意味)
✓ 単語帳はつまらない、記憶できない
✓ キリがない
✓ 英単語は自然に増えていく - オンライン英会話は神ツール
✓ ビジネスパーソンなら「 Bizmates(ビズメイツ)」で間違いなし
✓ 日常会話は「レアジョブ」が快適
最後までお読みいただきありがとうございました!
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