バンコクへの出張で早朝に現地に到着。空港から市内に移動し、ホテルチェックインまで時間をカフェで一休みするために、眠い目をこすりながら少しの距離を徒歩で移動。
スーツケースを引きずって歩いていた私は、ふと思いました。
「このスーツケース、デカくね!?」
そう、大きく重いスーツケースと一緒にアジア諸国の歩道を歩くのは至難の業。道幅狭くて舗装もヘボい。雨でも降ろうものなら移動断念。
ちなみにコレが相棒。実物です ↓↓↓
海外出張時のスーツケース、悩みますよね。
出張期間や現地の気候によっても、何をどのくらい持っていくかも変わります。
周囲を見渡すと、できるリーマンほど身軽に海外を飛び回ってます。
冒頭のエピソードのとおり、心配性の私も今では大きなスーツケースを使わなくなりました。
出張期間も季節も関係なし。
何度も海外に出張し試行錯誤を経て辿り着いた”身軽スタイル”。
ちなみに私のお気に入りは「RIMOWA サルサ」機内持ち込み可スーツケース(クソ汚かったので撮影前に磨き上げたらめっちゃキレイ。 RIMOWAの素材、最高です)
※サルサは今は「エッセンシャル」という名前で販売されているようです。しかも4輪にチェンジ。
一つ目の写真でRIMOWAにもたれかかっているのは、現在の相棒「GREGORY」のビジネスリュック。こちらも収納力高くて逸品。
海外出張時のスーツケースは機内持ち込みのみが良い理由
主な理由は、次の3つ。
ロストバゲージの心配なし
会社員は、海外出張でロストバゲージしてはいけないことになっています。
迷惑をかけてしまう。
幸運にも私自身はロストバゲージの経験はありませんが、数多くの同僚がロストバゲージの波に飲み込まれた末路を見てきました。悲惨。(飲み会のネタにはなります)
しかし、ロストバゲージは自分ではどうしようもないもの。どれだけ注意しても、自分のコントロール範囲外で発生。特に海外で乗り継ぎがある場合に紛失発生の可能性UP。(私は海外空港でのスーツケースの取り扱いは1ミリも信じていません)
どうすればよいか?
そ、その手があったか!!
国内海外問わず、飛行機を利用することが少ない人は「スーツケースを空港で預けるのは当然」と考えている方が意外に多い。
別に預けなくてもよいのです。
そうすればスーツケースを紛失するリスクを消せます。シンプル。
荷物受取の時間が不要(いかなるときも重役を待たせてはいけないことになっている)
意外に時間がかかります、到着後スーツケースを受け取るまで。
海外の空港の内部がどのようなオペレーションなのかは知りませんが、明らかに日本の空港より遅いですし、スーツケースをかなり乱暴に扱っているという話も聞きます。(しつこいようですが、私は海外空港でのスーツケースの取り扱いは1ミリも信じていません)
そして、ビジネスシーンにおいては、重役に同行して海外出張する際に、自分のスーツケースの受取に時間がかかり、スケジュール全体に影響が及ぶことは回避したいものです。
紛失したらもっと最悪(汗)
準備が楽、移動が楽
出張の準備が楽。
ノウハウが蓄積されれば、パッキングもあっという間。
そして、空港までの道のりや、空港内、現地においても、とにかく「移動」が楽。
機内持ち込み可能サイズのスーツケースは取り回しがよく、階段でもヒョイっと持って駆け上がれます。
これが大容量スーツケースだとそうもいかず、エレベーターやエスカレーターを探し続ける羽目に…。
海外渡航において「小さいは正義」です。
「機内持ち込みスーツケースに荷物をまとめる」テクニック
ほとんどの海外出張を「機内持ち込みサイズのスーツケース1つと、少し大きめのバックパックの組合せ」で対応するテクニックは、シンガポール駐在の4年間に習得したものです。
シンガポールの会社が地域統括会社だったこともあり、当時はとにかくシンガポール発の海外出張が多く、朝起きてスーツケースを広げ、荷物を詰め込み、そのまま空港に行くというパターンも頻発。朝、電車に乗る感覚でチャンギ空港から飛行機へ!
回数をこなすことによって、どんどん準備がシンプル化&体系化されていき、結果的に少ない荷物で旅できるようになった、というわけです。
衣服は着ていく服+2日分で大丈夫
機内持ち込みサイズのスーツケースで出張に出る場合、1番心配なのは衣服ではないでしょうか?
頭を悩ませます。(考えているうちにパニクって、そして面倒になって…。現地についてスーツケース開けたら、パンツ5枚に対して靴下2組とか…。)
でも考えてみてください。
無理ですよね?絶対に無理。早々にそんな選択肢は排除。
ある程度の枚数を準備したら、あとは現地で洗濯すると思います。ホテルのクリーニングサービスやコインランドリーを利用したり、自分で洗濯したり。
私の場合、衣服は着ていく服+2日分で十分です。
そして、基本的にホテルの部屋で洗濯します。
以前ホテルのランドリーサービスを利用して、戻ってこないという悲しい事件が起こったからです。よほど信用のおけるホテル以外では、基本自分で洗濯します。無くなりませんから。(人間不信です)
よって私のスーツケースには、常に次の4つのアイテムが入ってます。
- 小袋に入った粉末洗剤
- 物干しロープ
- ハンガー2本
- 洗濯バサミ2つ
洗濯は洗面台のボールにお湯を溜めて揉み洗いする場合と、浴槽やシャワーブースの床に置いて洗剤まいて足で踏み洗いする場合があります。(それぞれの形状をみて、どっちが効率的か判断)
重要なのは、洗った衣類を干して乾かす工程。
これにはテクニックが必要です!
※嬉しい副次効果として部屋の乾燥を和らげてくれます。例えば東南アジアで冷房を使用する場合や、アメリカ西海岸などの乾燥した地域では、加湿器代わりになります。
古いの着てって、捨てる
古い服(特に肌着)を捨てるタイミングって難しい。
特に貧乏性の私は。
くたびれてきても「洋服の下に着て人様にに見せるものじゃないから、もう少し着るかー」て感じで、なかなか捨てることができません。擦り切れるまで着ます。
洗い物も減ります。
もちろん代えは持っていく必要がありますが、だいたい行きのスーツケースはキレイに衣類を整理してパッキングするので、余裕で入ります。
帰りは、空いたスペースがお土産用スペースの一部に。
くたびれた肌着の断捨離のキッカケとして最高の手法。
リスト化
私はiPhoneのメモ帳アプリ(最初からインストールされているシンプルなやつ)に、出張時の持ち物をリスト化して保存しています。
海外出張、国内出張、プライベートな旅行用にとアレンジしながらも、基本一つのリストに一元化して活用しています。
iPhoneメモ帳はシンプルですが、チェックボックスの設定もありGOOD。
帰国用お土産はコンパクトなもの
スーツケースが小さいので必然的にお土産も嵩張らないコンパクトなものを選びます。
スリムだけど喜ばれそうなもの。
私は現地のスーパーマーケットを探検するのが好きですが、そこで親しい人へのお土産を買ったりします。絶対に買わないのは韓国海苔やポテトチップスみたいに空気が封入された、フワッとした商品。
以前、アメリカに出張に行った際に、イベントでワインを一本頂き、ホテルに持って帰ってから「これは、どうしたものか…」と悩んだ結果、残りの滞在3日間で飲み干して帰国しました。ちなみにお酒は強くありません。 追記 お酒をやめました!
海外出張を快適にするアイテム
海外出張の際に必ずカバンに入れておく便利グッズをいくつかご紹介します。
携帯スリッパ
海外の基本的にホテルにはスリッパがありません。ホテルの部屋でリラックスするためにスリッパは必須。
以前、欧州に出張した際にこのスリッパを忘れてしまい、飛行機でもらった厚手の靴下をルームシューズ代わりにして2週間過ごしましたが、やはりスリッパの方が良いです。
あと、渡航先によってはビーチサンダルの方が便利だったりします。そのままお散歩に行ったりとか。(主に東南アジア諸国)
エコバッグ
エコバッグは何かと便利。
コンパクトに持ち歩けますし、急に荷物が増えた際も強い味方。
勉強の本(小さいのを一冊)
新幹線などと比べて、飛行機の運行状況はとっても不安定。天気や機材繰りの影響を受けて、出発が遅延するなんで日常茶飯事。下手したらフライトキャンセルもあり得ます。
そんな時は、突如として生まれるフリーな時間を有効活用しようではありませんか。スマホをいじるだけではもったいない。
私は英単語か英会話集の本を一冊持ち歩き、ちょっとした待ち時間に開いて眺めています。
スマホでよくあるバッテリー不足も起こりません。
私の最近のお気に入りは写真の「ビジネス英会話辞典」。コンパクトで内容も実務的で重宝しています。(個人的に英語学習はスマホより紙媒体の方が好き)
机に向かって単語帳を開いても全く頭に入ってきません…。むしろ、移動中や空港での待ち時間で眺めた単語の方が記憶に残ります。
なので、フライト遅延などは絶好の勉強時間!ってポジティブに。
【最高傑作】パタゴニア「フーディニ・ジャケット」
パタゴニアの「フーディニ・ジャケット」は、普段使いできるデザイン性の高さが人気の名作。雨風も凌げて、いざという時のため鞄に忍ばせておきたいアイテム。
超計量素材、防風性、撥水性に加えて収納性が高く、あらゆる面で高性能。
アウトドアに限らず、さまざまなコーディネートも楽しめ、パタゴニア商品の中で最高傑作の1つを言われています。
天候や気温が読みにくい地域への渡航や、思いのほか肌寒い飛行機の機内や空港、ホテルの部屋でも大活躍。
オフで街を散策する際にも役立ちます。
小さく収納できるパッカブルのアイテムなので、いつでも、どこにても持っていけます。
ちなみに私は身長170cm、体重61kgで、Mサイズを着ています。少しゆとりがあって快適なサイズ感です。
まとめ
海外出張の予定があれば、今回ご紹介したテクニックに是非チャレンジしてみてください。
・なぜならロストバゲージの心配なし!荷物受取の時間も不要!
・衣服は着ていく服+2日分で大丈夫! ←1番重要!
・そして、古いの着て行って、捨てる
・持っていくものは事前にリスト化し、帰国用お土産は最小化
意外と大丈夫です、機内持ち込み手荷物だけで海外出張って。
渡航先で物が増えて、どうしても追加的なスペースが必要になったら、テキトウに現地でカバンを買って、帰りは空港での預ければよいだけです。
身軽な海外出張を実現するため大切なことがもう一つあります。
それは英語力。
日頃から英会話力を高めておくこと。身軽で機動性の高い海外出張を実現するためには、現地で柔軟に動ける必要があります。そして、できるリーマンは英語を話せることになっている。
必要になったものやサービスを現地で確認したり、調達したり。
臨機応変な対応力こそが、できるリーマンの証。
何といっても、英語力は荷物にならないスキル。
海外出張が多いあなた、気合い入れて真剣に英会話を勉強する価値はあります。
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