「おっ、もう18時!? そろそろ自分の仕事するかな 」 ※【注意】就業時間 9:30~18:00
これ、30代のときの私。(社畜やん♪)
30代の頃の私は、意味不明な会議だの、上司からの依頼ごとだの、部下からの相談などで、あっという間に18時。
そこから自分の仕事に取りかかるわけで。
そうすると会社を出るのは21時とか22時になるわけで…。
典型的なプレイングマネージャーの働き方。でも当時はそれが当たり前。
THE・社畜(ジ・シャチク)
心の底から好きで残業をしている会社員なんて存在しないはず。 でもそんな残業人間であふれていました。
なぜ、サラリーマンは残業しがちなのでしょうか?(どうして上司や同僚より先に帰ることに対して後ろめたい気持ちがあるのでしょうか?)
おそらく日本特有な「雇用」のあり方に、その理由がある気がします。
メンバーシップ型はどうしても会社への帰属意識が高くなってしまい、「社員全員で会社を成長させる!」的な意識が強い。
そのため上司や同僚が夜遅くまで働いている中で、自分が先に帰宅することに、後ろめたさを感じます。
一方で、欧米で主流の「ジョブ型雇用」は、自分の責任範囲のタスクをきっちり終わらせていれば、さっさと帰宅しても全く問題なし。
そもそもそういった雇用契約となっているため、ワークライフバランスを維持しやすい。
「メンバーシップ型」と「ジョブ型」については、それぞれメリット&デメリットがありますが、残業に関しては、間違いなく「メンバーシップ型」のデメリットが大きく、残念ながら日本ではこちらが主流です。
日本の「残業 = 頑張ってる」みたいな ”謎の美徳”はこの「メンバーシップ型雇用」に起因しています。
ここに残業に関するデータがあります。
大手転職エージェントのDODAが15,000人を対象に調査した平均残業時間で、結果は次のとおり。
最少 10.5 時間/月(設計・施工監理/コンストラクションマネジメント)
最多 38.3 時間/月(医療事務アシスタント/秘書/受付)
出典: doda「 平均残業時間ランキング【最新版】」
どうでしょう? 意外に少ない? 意外に多い?
私にとっては「20.8時間/月」は多すぎです。
基本、業務終了時刻から30分以内にはオフィスを出ます。
そういうポリシーでやらせていただいております。
もちろん、トラブル発生時や業務ピーク期には同僚とともに対応し、遅くなることもあります。でもそういったケースは年に10回程度。(ちゃんとカウントしたこたないけど)
通常走行時は、残業ゼロ。
そこで今回は、残業しない私の視点で「残業」という悪しき文化について、好き勝手に書いてみたいと思います。
脱・残業!! 脱・社畜!!
残業をしてはいけない本当の理由
私が考える残業をしてはいけない本当の理由は、
まず認識すべきは、「時間」は誰にでも平等に与えられた貴重なリソース、ということ。
どんな大富豪でも、どんなにお金を払っても1日24時間という「時間」を増やすことはできません。もちろん、人生にはいつか終わりがやってきます。
この平等に与えられた時間を、どう使うか? は人それぞれ。
よって不必要な「残業」によって会社に時間を奪われている場合、「人生における損失」に対してもっと敏感になるべきです。
どんなに厳しく、ストレスフルな職場環境であっても、就業時間内であれば精一杯頑張るべきですが、 残業であなたの貴重なリソースである「時間」まで奪われるようであれば、改善に向けたアクションを起こすべきです。
例えば、英会話スキルを高めるために、仕事終わりに英会話スクールに通いたくても、毎日残業では実現できません。また、子供と一緒に夕飯を食べられないことが将来の親子関係に影響を与えることも考えられます。
そして、「時間」は有限。
そう考えると、「残業したくないのは甘え」ではなく、「思考停止状態に陥って、何も生み出さない残業を続けている方が甘え」と言えます。
残業沼から抜け出す方法
もし、あなたの上司が残業を強要するようであれば、その上司は無能でポンコツ。
断言できます。
もし、【チームの業務量 > チームのマンパワー】であれば、人的リソースを見つけ出し、チームに投入するのが上司の役割。
そうは言っても仕事がたくさんありすぎ&人材不足で、上司にもどうすることもできない?
その場合は、上司の上司が無能なだけ。
こうやって上に辿っていくと、最終的には、社長が無能ということになります。
よって、あなたが働いている会社が企業風土的に残業推奨しているようであれば、早急に転職を考えるべき。
私は転職推進派で、日本人はもっと転職して、様々な環境下でスキルを磨くべきと考えています。
人材の流動化こそが、会社を活性化&成長させ、人口減少により縮小する社会のスピードを緩和すると考えています。
それに、企業文化は長い時間をかけて醸成されたもので、それを容易に変えることは出来ません。
リモートワークや在宅勤務にしても、「新型コロナウイルス感染症」という劇薬が投与されたおかげで一気に広がったわけで、パンデミックがなければ、ゆっくりと時間をかけて広まっていったはずです。
何が言いたいかというと、
会社に依存する危険性 と 人生戦略の重要性
会社に依存することのリスクを考えたことありますか?
つまり、「個」のスキルが重要な時代になり、あなたが今勤務している会社での昇進昇給を目指した取組みだけでは、今後リスクが高まるということです。
明日、会社が経営破綻しても、明日、あなたが解雇されても、今後も家族を養い生活を維持できるだけのスキルが必要です。
そういったスキルアップに必要なのは「時間」です。
お金も必要ですが、社会人にとっては圧倒的に「時間」の方が重要。
それは、日々忙しい毎日を過ごしているあなたが一番わかっていると思います。
残業は、その重要な「時間」を奪っていきます。
あなたは「スキル磨きのための時間」や「次のステップへの準備時間」を奪われているのです。
会社側の視点で見ると、会社はそういった「社畜」を育てることにより、無理のきくリソース、サービス残業してくれる人的リソースを確保しようとしている一面もあります。
それでも、終身雇用が維持できているうちは、まあまあOKです。
何はともあれ定年退職まで会社が面倒見てくれますし、年金もあり、寿命もそれほど長くなれければ、悩むことなく人生を終えることができますから。
しかし、これからはどうでしょう?
これまでのシナリオは総崩れです。
人生100年時代と言われるほど寿命は延び、しかし終身雇用は明らかに崩壊中。年金もあてにならない。
さらには、政府が会社員に副業を勧める始末。(これが何を意味しているかはご認識のとおり)
だからこそ、残業なんてせず、あなたの人生戦略に基づいた、次のステップへの準備にその「時間」を使うことが重要です。
残業から解放されたら何をすべきか?
転職して残業沼から抜け出し「時間」を確保できたあなた、おめでとうございます!
さて、”次のステップ” に向けて、その時間で何をしましょう?
”次のステップ” を明確にイメージできない場合、私がオススメするのは2つ。
・日本の人口減少によるグローバル化の流れは不可逆的
・基本、日本人は英語が苦手(つまり希少性を高められる)
・他のスキルとの「かけ算」として、相性が良い
・これまでの社畜経験でさえコンテンツに生まれ変わる
・会社員の副業として、ブログ運営は相性が良い
・初期費用がほとんどかからない
・失敗しても借金を背負うことはない
英語と副業ブログについては、この「moric blog」で様々な記事をアップしていますのでご参照ください。
まとめ
今回は、「残業」と「時間」について、私なりの考え方をご紹介しました。
→「時間」は 次のステップへの貴重なリソースだから
・残業沼から抜け出す方法
→ 上司のマインドは変えられないから自分が変わる(転職!)
・会社に依存する危険性 と 自分の軸を持つ重要性
→ 会社に依存することがリスクの時代到来
・残業から解放されたら何をすべきか?
→ ズバリ「英語」と「副業ブログ」
私は平凡なサラリーマンですが、常日頃から大切にしていることは自分の「軸」を持つこと。
日系企業でメンバーシップ型で雇用されている身ですから、協調性は重要です。しかし、会社での仕事は私の人生のほんの一部で、退職してからの人生もそこそこ長い。老後資金も必要。家族との時間も趣味の時間も大切。健康第一。
私が「残業しない」のも、私の「軸」の一つ。
一度きりの人生ですから、何を大切にし、何の優先度を上げて生活するかは重要です。
「あなたの時間」と「あなたの軸」について真剣に考えてみることをオススメします。
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