【海外駐在員発】英語が苦手だった私が英語で仕事をしているわけ

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「そう、英語が重要なのは分かっている。言われなくても分かっている。でも、苦手意識が強く、勉強を始めても続かない…。」 そんな英語コンプレックスを抱えた人、多いはず。

私もそんな英語キライ人間の一人でした、大学3年までは。

中学・高校でも義務教育の一環として英語を勉強しましたが、期末テストや大学入試のためと割り切り最低限の努力。特に高校では部活(バスケ部)の方に熱心で、高二の担任が英語教師だったときには私の英語力の低さをボロカス言われ、ますます英語が嫌いになる始末。

当時は、「英語」というものを避けて通れるなら避けたまま人生を終えたい、というのが正直な気持ちでした。日常生活で英語ができなくて困ることはないですし。田舎で公務員にでもなってのんびり暮らすのも悪くない。うん、悪くない。

そんな英語嫌いだった私が、今では英語を使って仕事をしています。今回は、その経緯や理由をご紹介します。あなたのお役に立てれば幸いです。

こんにちは、moric(40代前半、脱力系サラリーマン)です。TOEICスコア 865、IELTSスコア6.5、転職4回。海外生活はニュージーランド2年間(就職)& シンガポール4年間(駐在)。今は日系メーカーの海外事業部に勤務。※TOEICは860点を超えたら卒業すべき。その理由は「TOEIC860点最強」をご参照ください。  追記:2023年7月からメルボルンに駐在中

 

そもそも、なぜ英語が苦手なのか?

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国際語学教育機関「EFエデュケーション・ファースト」(本部・スイス)がこのほど発表した2022年調査によると、 非英語圏の112カ国・地域の中で、日本人の英語力は80位という結果です。年々順位を落とし、今では韓国、中国よりも下位のレベル。

ちなみに英語力トップの国はオランダで、「非常に高い能力レベル」(1~13位)「高い能力レベル」(14~31位)の多くは欧州の国々が占めています。アジアでは最高がシンガポールの2位で、次いでフィリピン(22位)、マレーシア(24位)、香港(31位)などの順。韓国は36位、中国は62位で、いずれも日本を上回っています。

調査は世界の約210 万人がオンライン上で受験した無料テストのデータを分析し、「英語能力指数」として国・地域別のランキングにまとめています。受験者の地域別の割合は欧州35%、アジア24%、中南米20%、アフリカ20%、中東12%。年齢の中央値は25歳。

とにかく、日本人は英語が苦手!

その理由は何なのでしょうか?

よく、①受験勉強での大変さや苦労した記憶、②完璧主義の弊害、③少ないアウトプット機会などが挙げられますが、私が思う1番の理由は「英語の必要性を理解していないから」です。

苦手という気持ちと直結しないように思えますが、必要性を感じていないので本気で学ばない、よって話せないい、結果的に苦手意識が強まるという流れ。

必要性をきちんと理解していれば、英語を「使う」ことを前提に学習し、英会話力にもつながります。

自由に英語を話せれば、それは楽しいはず。英語は言語である以上、コミュニケーションツールであり、話すこととセットだからです。英語を話せれば(=聞ければ)苦手意識は薄らいでいきます。

私は「英語に触れて、英語を好きになろう!」「洋楽や映画で楽しく学ぼう!」なんてヌルいことを言うつもりはありません。

英語の必要性を理解し、「使える」英語力を身につける努力が必要です。

 

英語嫌いからの脱却

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「大学3年までは英語キライ人間だった」と言いました。つまり、大学3年の時に何かが起こったわけです。私にとって衝撃的な、まさにカミナリに打たれたような体験。

私が通っていた関西の国立大学には、タイ、ベトナム、中国、インドネシア、マレーシアなど、多くのアジア系留学生が在籍していました。そこでアルバイトとして彼・彼女らのチューター(補習クラスのサポート)のお仕事を始めたのをキッカケに、留学生たちとの交流がスタート。

基本、日本語で会話するのですが、ある日、日本語の難しさを英語で嘆きはじめたベトナム人に同調する形で皆が英語で日本語の不満をぶちまけ始めました。

「なんで日本語はひらがな、カタカナ、漢字がミックスされとんのー!」とか「尊敬語、意味不明!」とか「私ら日本語おぼえても関西弁やん!標準語ちゃうやん!」など、もはやクレームまがいなコメントが、その場で唯一の日本人だった私に向けられました。

その時の私の頭の中はこうです、
「おい、なんでそんなに英語しゃべれんねん!!」

日本語への不満・クレームなんてどうでもいい、日本代表として全て私が受け止めましょう。

そんなことより、もう彼・彼女らの英語力への嫉妬しかない。なぜ、同じアジア人でこうまで英語力に差がついているのか…。

完璧ではない英語ですが、母国語ではない英語を、臆することなく喋っている留学生たちに衝撃を受けました。

ポイントはアメリカやイギリスからの留学生ではなく、アジア系留学生が英語を喋っているということ。

この時はじめて「もしかして、アジアで英語は標準装備!?」という思いを抱きました。

確かにそうです。例えばタイ人と韓国人がコミュニケーションをとる場合、共通言語は英語になるのが自然。お互いの母国語の習得は難易度が高いですから。

日本にはある程度の規模の人口とマーケットがあり、日本国内で完結することも多く、「わざわざ国外に出ていく必然性」や「(共通言語としての)英語の必要性」を感じにくい。それが、日本人が英語の必要性を感じられない、または英語力が上がらない、根本的な理由に思えます。

この留学生との交流が間違いなく、私の人生で英語に関するターニングポイント。

「いかん、このままでは多分いかん」との思いで、英語(特に英会話)を本気で勉強する日々が始まります。

決して急に英語が好きになったわけではありませんが、実体験から「英語の必要性」を強烈に感じたのは事実です。

 

「完璧を求めない」ことの大切さ

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ここまで読んでいただき、少しでも英語の必要性を感じた方、ありがとうございます。この記事を書いた目的が一つ達成されました。

ここで英語学習における大切なことをお伝えします。

決して、完璧を求めないこと。

英語学習は終わりなき旅。完璧を求めれば、ゴールは遥か彼方へ遠ざかります。英語を喋るのが怖くなります。

私たちは日本語だって全てを理解できているわけではありませんよね。国語辞書は必要ですし、Google先生にも大変お世話になっています。新しい日本語もどんどん生まれています。つまり、完璧を目指そうと思ってもキリがない。

母国語ではない英語ならなおさら。ある程度の知識(ベーシックな文法やフレーズ)をインプットしたら、あとはアウトプットしながら英語力を高めていく方が近道です。

 

英語の活かし方(他スキルとのかけ算)

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英語の魅力は、他のスキルと掛け合わせることで、キャリア形成の選択肢が格段に広がることです。

私の場合、大学で専攻していた会計学英語の掛け算で、これまでキャリアを積み上げてきました。

会計 × 英語 = 希少性

スキルのかけ算については下記の記事で解説していますので是非ご参照ください。

【海外駐在員発】中途半端な才能が社畜を育てる!| 平凡スキルは「かけ算」で最強化
どんな専門知識をもっていますか?キャリア戦略はありますか?もし高度な専門知識や確固たるキャリア戦略を持っていない場合は是非この記事を読んでください。「スキルの掛け算」によるキャリア形成戦略を紹介しています。再現性は高いです。

キャリア形成において、英語ができる人とそうでない人の決定的な違いは、目の前に広がる「選択肢」の数

私が英語を使って仕事をしている理由の一つは、自分の人生を自由に進んでいきたいから。もちろん様々な制約はあります。それでも英語を話せることで選択肢が多くなれば、自分の「軸」に寄せた道を選びやすくなります。

また、(日本の人口減少やグローバル化のため)過去から現在より、現在から未来にかけての方が、英語自体の有用性が高まります。

これからの時代、キャリア形成の「軸」の一つとして英語を組込むことは必須。今後、英語ができる人とできない人で、格差がどんどん拡大していくでしょう。

 

まとめ

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英語嫌いだった私が、今は英語を使って仕事をしている経緯をご紹介しました。

■ そもそも、なぜ日本人は英語が苦手なのか?
→ 必要性を理解してないことが根底にある
■ 英語嫌いからの脱却
→ 英語の必要性を感じる実体験で着火
■「完璧を求めない」ことの大切さ
→ 日本語も同じ(使いながら学ぶ姿勢)
■ 英語の活かし方(他スキルとのかけ算)
→ これから英語は標準装備品
→ キャリア形成の選択肢を広げる

日本の人口減少は止まらずグローバル化の波が押し寄せる中、英語の重要性はこれまで以上に高まっています。

私の場合、大学でのアジア系留学生との交流をきっかけに英語の必要性を理解することができ、「使える」英語力を鍛えるモチベーションになりました。

その延長線上で、英語会計を軸に複数回の転職や海外駐在を経験し、キャリアを形成してきたわけですが、会社員のわりにはストレスがなくサラリーマン人生を楽しめています。

英語力が与えてくれた効果は計り知れません。

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現在、次の海外駐在(家族帯同)に向けて準備している最中ですが、これからは自分自身のキャリア形成のみならず、子供たちの教育を意識して英語と付き合っていきたいと思います。子供たちが大人になるころの世界は、私たちの時以上にグローバル化や多様化が進み、英語力の重要性はさらに高まっているでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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