シドニー移住 | 海外勤務を目指して転職した私の気づき

働き方・転職

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2年前に転職して新たな一歩を踏み出しました。
海外勤務を目指した転職。

そして、海外赴任を実現後、現地採用に切り替え、今はシドニー完全移住。

こんにちは、シドニー在住の平凡会社員 moric です。英語だけは少し頑張ってTOEICスコア 865、IELTSスコア6.5/ 転職4回 / これまでの海外生活はニュージーランド2年間(就職)& シンガポール4年間(駐在)※TOEICは860点を超えたら卒業すべき。その理由は「TOEIC860点最強」をご参照ください。

 

海外勤務を目指して転職した私の気づき

転職にはリスクがつきものです。
でも、リスクを取らないほうがリスクかも…

 

理想的キャリア形成に転職は有効。40代でも。

今あなたが働いている会社で、理想的なキャリア形成が難しいと感じる場合、転職は間違いなく有効な選択肢の一つ。

環境を変えることにより錆びかけた人生の歯車が正常に動き出すことは多々ありますが、転職はその最たるものです。

もちろんリスクはあります。こんなはずじゃなかったと失敗するケースもあるでしょう。(実は私も20代後半の転職で失敗しました)

しかし、リスクテイクしないで方向転換するのは困難です。

リスクを取らないこともリスク

情報収集や事前準備をしっかり行うことによってリスクを最小化し、チャレンジするのが正解です。

今回の転職にはいくつかの明確な目的がありました。最大の目的は「海外駐在」。以前4年間のシンガポール駐在を経験しまし、海外で働く面白さを知りました。

海外駐在は転職してでも挑戦する価値あり(今ではシドニー移住)
私が最強と考えるサラリーマンとしての働き方(キャリアパス)は海外駐在。年収アップにもつながります。帰国後の転職にも有利。チャレンジする勝ちありです。

 

自分のために、そして家族のために「もう一度(願わくば何度でも)、海外で生活したい」と強く思い転職を決意。そして今、オーストラリアにいます。

前の会社にいても海外赴任のチャンスは再度回ってきたでしょう。でもいつまでも待ってられません。人生の時間軸子供たちの成長を考えた場合、1〜2年後の海外赴任が理想。

20代のポテンシャル採用ではない、40代での転職だからこそ海外勤務を最短距離で実現できます。

 

異業種への転職は大変、そして面白い

越境転職は、とにかく新たな学びが多い。

「新たな学び」と聞くとポジティブな印象ですが、とにかく覚えることが多くて、最初の3ヶ月くらいは疲弊します。消耗します。多少の「老い」を感じます。

そして、意外にも前職までのスキルが活用できません…。

半年くらい経つと、目の前のタスクと過去の知識や経験を結びつけて、有効活用できることが分かってきたのですが、転職後半年くらいは赤子のように目の前の仕事を理解することで精一杯。

同じ業界内での転職ならこのような状況にはならないと思いますが、これが越境転職の妙味なわけで、完全に新人に戻って、目の前に広がる新たな世界に対峙します。(これを面白いと思えない人は越境転職してはいけません)

大切なのは、焦らないこと。

40代での中途採用は通常「即戦力」として扱われることがほとんどですが、越境転職においては状況が異なり、新しい環境に心身をフィットさせるのにそれなりに時間がかかります。

焦って空回りしたり、無駄に消耗したり、そういった状況では誰もハッピーになりません。会社もあなた自身も。

焦らないことが重要。

 

新たなキャラ設定が可能

転職後、私は「残業しない人」というキャラを完全に確立しました。

特に、40代を中途採用する場合、会社側はその40代社員の「仕事に対するスタンス」はもう固まっていると考え、そのスタンスを無理に変えようとはしません。普通は。

まだ何色にも染まりきっていない20代とは大きく異なる点です。これを利用して「残業しないキャラ」を新しい会社で確立できます。

最初が肝心で、協調性を示しながらも、自分のスタイルを周知していく言動が求められます。

でも大丈夫です。数週間も経てば、受け入れてもらえます。

他にも「飲み会に行かないキャラ」や「ゴルフしないキャラ」など、ワークライフバランスを向上させたい場合に有効なキャラ設定が可能です。

繰り返しますが、最初の振る舞いは重要そこを間違ってしまう軌道修正は大変です。

 

 

転職活動における5つのヒント

それでは実際の転職活動で何を考え、どう動いていたか、記憶が残っているうちにまとめておきます。

転職活動は、転職前の会社で働きながら水面下でひっそりと進め、内定が出てから会社に伝える、というケースがほとんどだと思います。準備のための準備、心の整理の仕方、ちょっとした工夫などなど、頭を使った「したたかさ」が必要です。

テクニカル面とメンタル面から5つピックアップしました

 

普段から考えていることをメモする習慣

私はメモ魔です。

気になったこと、ひらめいたアイデア、疑問、不満に思ったこと等々、すぐにメモします。すぐに忘れてしまうから。老化現象の一種ですね、はい。 後で「あの時、何かを考えてたかな。何だったかな…」というモヤモヤを減らすため、すぐにメモします。

通勤中の電車の中で何かを思いついた際のメモツールは、もっぱらiPhoneのメモ機能。最初から入ってるやつ。

普段考えていることをメモすることは、転職活動にも役に立ちます。

転職活動では様々な情報に触れるため、少しずつ当初の自分の思いや大切に思っていたことがブレ始めることがあります。

例えば、働く環境を重視していたはずなのに、いつの間にか給与額にフォーカスしていたり、海外赴任を期待していたのに他の条件が魅力的でドメスティックな事業の求人に心奪われたり。

途中で、新たな情報に基づいて意図的に転職の方向性を修正するのは問題ないんですが、情報の海に溺れ、方向性を見失い、当初のイメージと全く異なる地点に着地することは避けるべきです。 転職活動でよくある失敗パターン。

そういった時、日ごろからメモしている内容を整理し、迷いが生じた際にはしっかりと見返し、ブレそうなマインドを補正します。

 

転職先のイメージを絞るが、確定しない

ひとつ前のポイントとと相反するアドバイスです。

転職活動で「情報」は最重要。転職活動の中で新たな発見も多い。

「どういった仕事をしたいか、どんな環境で働きたいか」は過去の経験や知識によって固められます。その過去情報に沿って要件を絞ってしまうと、せっかく新しく面白いチャンスが転がってきても気が付きません。

私たちが知っている真実なんてほんの一部。

日ごろからメモしている「自分の思い」をベースとしながらも、多少のバッファーを持ち、間口を広げ、意図的に新しい情報を受け入れることがすごく大切です。

私自身、2021年の転職では旅行業から製造業に転職しましたが、始めからすべての要件を固めて転職活動を進めたわけではなく、何度も何度も【自分のメモ(=大切にしている思い)】と【転職サイトの情報(=新たな発見)】を往復させながら、意図的に広げた選択肢を、最終的に少しずつ狭めていきました。

それでもパーフェクトな転職というのは難しいのかもしれませんが(やはり会社は内部に入ってみないと分からないことも多いので)、納得いく転職を実現する可能性は高まるはずです。

 

「数打ちゃ当たる」は危険

ミドル社員の転職は20代と比べ失敗の許容度が低い。守るべき家族がいたり、住宅ローンを抱えていたり。とはいえ一度きりの人生。悔いのない人生を送りたいです。

なので「理想の求人がなければ、出てくるまで待つんじゃい!というスタンスも重要。

焦りは禁物。

そもそも転職には「運」「ご縁」の要素がふんだんに含まれています。助走期間が長ければ長いほど、そして思考が整理されていればされているほど、良い「ご縁」と出会える可能性が高まります。

「ご縁」とは偶然の出会いではなく、ある程度は私たちの方でコントロールできるものではないでしょうか。

アレと似ています。社内での異動、人事発令。
異動は基本、会社からの命令で、それに従うもの。

しかし、例えば海外赴任したい場合、英語学習をさりげなくアピールしたり、TOIECスコアを申告したり、海外関係のセミナーに出たり、海外事業部の社員との人脈を重点的に構築したり。もちろん人事面談でもうアピールしたり。

異動は社内のパズルのピースのハメ替えなので、年齢やタイミングのような「ご縁」の要素が強いですが、上記のようにその「ご縁」を自分の近くに手繰り寄せることはある程度可能だと思います。

一方で、転職は社外での活動なので、どうしても社内異動より難易度は上がり、手繰り寄せるパワーも弱くなります。

考えを整理し、狙いを定め、魂を込めて応募するしかありません。

手詰まった状態での転職活動は危険でしかなく、いずれ「数打ちゃ当たる戦法」にでるしかなくなります。これだけは避けるべき。危険。

手詰まり感出ちゃうと理想の求人を待つ余裕もありませんし、転職面接でも足元を見られます。そして、たとえ転職できたとしても転職先の会社で苦労します。

そうなる前に、十分な助走期間の中で、日ごろからメモした考えを整理し、転職サイトで幅広く情報収集し、魂を込めて一つ一つの求人に応募する、というスタンスが大切です。

海外勤務を実現するために転職エージェントに登録した話
海外勤務を目指すなら転職サイトに登録しましょう。社内でのチャンス到来を待ってられません。自分の市場価値と需要のあるスキルを理解し、最短距離で海外で働きましょう。

 

面接で落ちても気にしない(絶対的評価ではない)

これは完全に私の実体験に基づくものですが、転職活動で自分の設定した要件を満たした2社に応募し、両方とも書類選考及び一次面接は通過しました。二次面接では一方が合格、もう一方が不合格。

業界は多少違えど、両方とも海外事業系の求人でしたし、質問される内容や私の回答、その回答への反応も似ていて、感触としては二つとも悪くありませんでした。

しかし、結果は真逆。転職エージェント経由でその理由もフィードバックしていただきましたが、その内容(私への評価)も真逆で、これには驚き、腰砕けました。

よくよく考えてみると、合格した方は日系の老舗大企業で、不合格の方は比較的新しいベンチャー気質の企業。それぞれの会社で求められる仕事へのスタンスやパフォーマンスが異なっていたのです。また、私を評価するにあたって何を(その会社の誰を)比較対象としているか、が二つの会社で決定的に異なっていました。

つまり、転職活動での面接における採用側の評価は、私に対する絶対的評価ではなく、その会社の実情に照らし合わせた相対的評価、だという事。

よって、面接で落ちたとしても、自分を否定されたのではなく、ただ単に「その会社には合わなかったのだ」と受け止め、気にしないことが大切です。

※ただし、そうはいっても不合格が続く場合は、それは能力自体に不足があり、転職活動の全体戦略をみなす必要があるかもしれません。

 

面接時は、自分の頭の中をA4用紙1枚にまとめておく

とにかくシンプルにまとめておくことが重要。たくさん書いても覚えられず、変化球的な質問に対応できません。

いかなる質問にも対応するためには「幹」となる考えをまとめ、腹落ちさせておく。枝葉の質問に対しては「幹」をベースとした柔軟にアドリブで返すことで、一貫性のある考え方をアピールすることが可能。これがベスト。

私は、自分の考えをまとめたA4用紙一枚をスマホで撮り、最終面接で本社オフィスに向かう電車の中でも何度か見返しました。

コロナ禍の面接では、特に一次などはWeb面接のケースも多いと思いますが、その場合はカメラに映らない場所にこのA4用紙を置いて見えるようにしておけば安心。(私もそうしてました)

面接官の視点 | 転職面接に落ちない人の共通点 【体験談】
最近、上司と一緒に中途採用の面接官をしています。今回は面接をする側と面接をされる側の両方を経験してきた私の気づきをまとめました。転職面接で落ちないために「絶対に外してはいけないポイント」ですので、是非参考にしてみてください。

 

 

まとめ

「海外勤務を目指して転職した私の気づき」をご紹介しました。

転職は大変。
でも、理想の人生に近づける手段としての費用対効果は高い。

重要なのは「行動すること」です。

今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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