- 【質問】 転職に英語(特にTOEICハイスコア)は有利?
- 【回答】 間違いなく有利。コスパ最強! 私は大幅な年収UPを実現し最終的に海外移住できた。
英語力の有無は転職活動の成否に影響する。私はこれまで4回の転職を経験してきたが、英語力については必ず質問を受けた。
そして転職活動における英語力の優位性を毎回実感。
英語資格の中でもTOEICは費用対効果の高い資格。必要な学習時間や教材購入などの【費用】よりも、世間的な評価【効果】が圧倒的に上回る。
転職目的でなくても、会社員や大学生はハイスコアを取得して損のない資格。最近では会社で昇進・昇給の要件にTOEICスコアが設定されるケースも珍しくない。(評価する側も統一的な評価手段として使いやすい)
今回は転職活動と英語力の関係性について解説する。
転職において英語力が圧倒的に有利な理由
キーワードは①グローバル化、②希少性、③かけ算である。詳しく見ていこう。
【理由1】海外進出の拡大
数多くの企業が英語力のある人材を求め、選考時にTOEICスコアを見る。
TOEICを運営している国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が2013年に「上場企業における英語活用実態調査」を行った結果、約75%の企業が英語を使用し、約60%の企業が雇用するにあたってTOEICを参考にしているとのこと。(出典:「上場企業における英語活用実態調査 2013年」報告書)
また、JETRO(日本貿易振興機構)が2018年3月に発表したデータによると「海外進出の拡大を図る」と回答した企業は64.9%だった。 企業規模別では大企業が73.3%、中小企業は59.9%。(出典:JETRO「日本企業の海外事業展開に関するアンケート調査」)
両方とも少し古いデータなので、企業のグローバル化が更に進んでいる今では、英語力の必要性はますます高まっていると言える。
成熟した日本市場から成長市場である海外進出を狙った動きは活発。また逆も然りで、海外の企業が日本市場に参入することも当たり前となりつつある。
そもそも日本の人口が減っているので、否が応でも海外との取引は増加。新型コロナ感染症により一時的に鈍化した人流も、将来的にはコロナ前よりも活発になるだろう。
足切り目的のTOEIC
世界共通言語と言われる英語の必要性は高まっており、日本においては最も社会人の受験者数が多いTOEICが重宝されている。グローバル化を推し進める企業にとっては選考時に外せない資格。
求人情報に「TOEIC750点以上」などとはっきり明記されているケースも目にする。
いわゆる足切り。
TOEICスコアを取得していないと書類審査も通らず、門前払い。
(本質的な英語力の有無は別として)客観的な英語力の証明としてTOEICは間違いなく有効である。TOEICハイスコアを取得することで転職活動を有利に進められる。
転職市場での共通のモノサシとしてのTOEICは確固たる地位を築いているため、時間をかけて勉強したのに見向きもされないという事態を心配する必要はない。
英語を流暢に話せなくても、TOEIC高スコアを取得していれば、とりあえずはOK。
TOEICとIELTS
私のIELTS(TOEFLの英国版みたいな資格)のスコアが6.5。
IELTS試験には、リーディング、リスニングだけでなく、ライティングとスピーキングも含まる。ほぼ丸一日を要する過酷な試験。
スコア6.5というのは英語圏の大学及び大学院に入学後できるレベルで、少し自慢したいが、残念ながら日本ではメジャーではない。(実際、IELTS 6.5よりもTOEIC 865の方が反応よい)
やはり日本はTOEIC帝国。
本質的な英語力を測定するには、4技能(聞く、話す、読む、書く)をカバーするIELTSの方が優れているが、日系企業への就職・転職に関しては、現状TOEIC一択。
「錯覚資産」TOEIC
ところで、英語力と聞いて皆さんが想像するスキルはスピーキング(英会話)ではないだろうか?
実際、読み書きは時間をかけて辞書やネット検索を活用すればわりと出来る。AI翻訳を使えば一瞬よ。
しかし、英会話は対面にしろ電話にしろ、その場での「瞬発力」が求められるため、読み書きと比べるとハードルが一段上がる。
また「話す」ためには正確に「聞く」必要があるため、結局スピーキングとリスニングはワンセット。
海外進出を拡大させている企業が欲しがるのは英会話力のある人材なのに、なぜTOEICが重視されているかというと、単純にTOEICが圧倒的にメジャーだからである。一般的な評価指標として社会に浸透しているから。
そしてもう一つの理由は、採用活動を行う企業側の人事部に英会話力がある社員が少ないから。盲目的にTOEICスコアに頼らざるを得ない理由が会社側にもある。
したがって、この状況を最大限利用すべき。
「錯覚資産」であるTOEICのハイスコアで、合法的に過大評価を得よう。
また、TOEICは正しい学習を継続すれば、ちゃんとスコアに反映されるとても戦略の立てやすい資格。これもTOEICが資格として優秀な理由の一つ。このコストパフォーマンスの高い錯覚資産を利用しない手はない。

【理由2】希少性
グローバル化を進める企業が多い一方で、相変わらず日本人は英語が苦手。
これは、控えめに言って 大チャンス。
努力すれば簡単に頭一つ抜け出せる。
しかも書籍やアプリなど英語系教材は充実し、さらにスコアアップ戦略が立てやすいTOEIC試験。私には取り組まない理由が見つからない。
実際、私がこれまでに4回の転職をスムーズに進めてこれたのは英語のおかげ。英語なくして私の転職ストーリーは語れない。
英語に限らず言語は習得に時間がかかる。一方で、赤ちゃんが段々とお喋りできるように時間をかければ誰でも必ず習得できるのも事実。早く動いた人の勝ちである。
大手企業で働いていると高学歴の社員が多く、東大やら京大、慶応・早稲田がそこら辺に散らかっている。しかし、そんな高学歴社員も英語(特に英会話)となると弱腰。そこに勝機を見出しすのは、正しい戦略。
社内で「英語ができる社員」という認識をもってもらい「グローバルフラグ」が立てば、その後のキャリア形成はとても楽になる。転職活動に限らず入社後も英語の恩恵を継続して受けられる。
【理由3】スキルの「かけ算」
「希少性」の更なるパワーアップ手法。
正直、英語力だけでキャリアを築いていくことは難しく、英語プラスアルファのスキルが必要。英語と相性の良いスキルを掛け合わせれば、人材としての市場価値はぐーっと高まる。
私の場合は「英語」×「会計」。
会社員であれば何かしらの専門性を持っているはず。そのスキルと英語の「かけ算」で有効性と希少性を高めることをオススメする。
もちろん転職活動においても強力な武器になるし、次のキャリアにつながる。
ただし、マーケット調査は必要。
その「スキルのかけ算」にどのくらいの需要があるか?
転職活動においては、あなたが希望する業界での需要動向。例えば、IT、プログラミング、法律、会計などのスキルは、どの業界においても普遍的に需要がありそう。
スキルはそれを必要としているマーケットがあって初めて価値が出る。
キャリア戦略の観点から必ず業界分析を行ってほしい。(特に、長期的な視点から外部環境の変化を予測し、どんなスキルが廃れ、または需要が増すのかを見極めることが重要)

TOEIC初級者はトレーナーの活用がオススメ
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「勉強しなきゃいけないけれど、やり方がわからない…。」 昔の私もそうだった。独学よりも圧倒的に効率性の高い学習スタイルが身につく。出版社「桐原書店」が開発のTOEIC・英検に特化したオンライン学習プラットフォーム「KIRIHARA Online Academy」は秀逸。2か月でスコアアップを実現させる短期集中型のカリキュラムを提供している。
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まとめ:英語力はコスパ最強
転職活動における英語力の優位性をご紹介した。
✓ 英語力のある人材は引く手あまた
✓ 足きりツールとしてのTOEIC
✓ 錯覚資産であるTOEICは転職活動でもコスパ最強
◆ 希少性
✓ いつの時代も日本人は英語が苦手。だからこそチャンス!
✓ 語学習得は早く動いた者勝ち
◆ スキルの「かけ算」
✓ 英語は色んなスキルとの「かけ算」が可能
✓ どんな掛け算に需要があるかマーケット調査は必須
TOEIC、希少性、スキルのかけ算、そして市場動向など、転職活動において英語力を最大限活用するためには、立体的な戦略が必要。
そして終身雇用が崩壊し始めている日本は、今後本格的に「個」で戦う時代に入っていく。会社を飛び出しても戦っていける「個」の力。
どういった戦略であなたの武器を磨いていくのかを真剣に考える時である。
マインドセットを刷新して戦う準備をしている人と、会社に依存している人では、人材としての需要に差が出る。定年間近のシニア世代ならまだしも、ミドル以下の現役世代は皆、逃げきれない。
そしてこのパラダイムシフトは、私たちの子供の世代ではより大きなうねりとなって襲いかかってくるだろう。
したがって、お子さんのいらっしゃる方は自分のサバイブ術だけにフォーカスするのではなく、子供たちにどういった教育を、どういった方針で受けさせるか、を真剣考える必要がある。(真剣に子供のことを考えている私の横で、5歳の息子が鼻の穴にブルーベリーつめている。取れなくなるパターン…)
学習塾に通わせて良い大学に入れることが正解とは限らない時代が、もうそこまで来ている。親である私たちがもっと多様な考え方を勉強して利口になる必要がありそうだ。
TOEICスコアと同様に実際の英会話力も必要とされている。
あくまでTOEICは錯覚資産で転職や年収UPの「入口」で役に立つ武器であり、その後実際の仕事の中で必要なのは本質的な英語力(特に日本人が弱いとされるスピーキング力)である。
今キャリア形成で悩んでいることは、TOEICと合わせて英会話力を高めることで乗り越えられる可能性が高い。

最後までお読みいただきありがとうございました。(息子はやはり鼻につまったブルーベリーが取れず、ママに助けを求めに行った…。可愛いなぁ)
現地企業で働きながら日々英語と格闘中
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