【シドニー発】なぜ“英語力”があなたの人生を救うのか?| AI通訳には頼れない理由

sydney英語

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以前、ドイツ出張から帰国した私に当時9歳の娘が聞いてきた。

娘:「パパはドイツ語話せるの?」
私:「いや、話せないよ。ドイツでも英語で話すよ」
娘:「じゃあ、中国に行っても英語で話すの?」
私:「そだよ(中国語話せないから…)」
娘:「英語、マジスゲーじゃん!
私:「う、うん。」

 

こんにちは、シドニー在住の平凡会社員 moric です。英語だけは少し頑張ってTOEICスコア 865、IELTSスコア6.5/ 転職4回 / これまでの海外生活はニュージーランド2年間(就職)& シンガポール4年間(駐在)

 

将来に対する漠然とした不安。

新型コロナウイルス、ロシア問題、物価上昇、年金問題、地球温暖化、自然災害、腰痛。

私たちはそんな環境下にいる。

今回は、そんなリスキーな世の中を乗り切るためには英語が必須、という内容。なぜ英語力なのかについて解説する。AI通訳がクソだって話も。

ポイント AI通訳があるから英語学習不要って考えてたら大間違い! 人と人のコミュニケーション、信頼関係の構築をAI通訳で問題なくできるのはもう少し先の未来。その間に何もしなければチャンスを失っていく。努力して英語力をつけた人がそのチャンスを先につかんでいくからだ。そういう意味では今がチャンス! パーティーや会食で、AI通訳できるAirpodsを耳に入れて自然なジョークとかかましながら談笑できますか、って話よ。人間はそうやって信頼関係を気付いていくのよ。

英語はただの言語にあらず。この記事を読み終わる頃には、あなたも本棚で眠っている英語テキストを手に取っているだろう。(きっと)

 

英語は「将来の選択肢」を広げるツール

melbourne

英語をナメてはいけない。いやマジで。

「ずっと日本で暮らすから英語いりません」という人もいる。それはそれで間違っていない。しかし、その日本がどんどん小さくなっている現実。 人口も経済規模も世界への影響力も。

先月、出張でオーストラリアに行き相当な物価高を実感した。普通のサンドイッチが1,000円くらい、ドーナツも日本と比べてだいたい2~3倍の値段。

しかし、給与水準も日本の2~3倍。

私が働いている会社の現地法人の、普通の社員(30代後半)の平均給与が1,200万円とかを超えていいる。普通の社員よ、普通の、ほんと普通の。

そしてオーストラリアから帰国して羽田空港内の吉野家で牛丼を食べた。

うまっ!そして やすっ!
そしてバイト募集広告の時給も やすっ!

これよ。これが今の日本。

商品のクオリティーは相変わらず高いが価格は安い。そしてそこで働く従業員の給与水準も低い。それとは対照的に、物価も高いけど所得もちゃんと上昇しているオーストラリア。

ひと昔前は日本人が海外でブランド品を買い漁っていたが、今は外国人が「安い国・日本」を堪能している。なんか切ない。

そこで、キーとなるのが英語力である。

少しずつ解説しよう。

 

英語が話せれば選択肢は広がる!

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英語が話せるメリットは何だろうか?

もちろん外国人とコミュニケーションを取れるという直接的なイメージが先行すると思うが、実はもっと奥深い世界。

将来のリスクや不安を大きく軽減することができる。

ヒントは『かけ算』

あなたが持っている知識や経験と英語力を掛け合わせることにより、その活用や機会の幅がググーンと広がる。

日本語を話す人なんて世界の人口の2%弱に過ぎないのに対し、英語は世界の共通語。英語ができればコミュニケーション可能な範囲が飛躍的に拡大する。

英語力の効果は絶大で、就職や転職に有利などというのは効果の一面に過ぎず、本質的には世界中の人間とコミュニケーションがとれるということ。

そして、その有能なコミュニケーションツールである英語に、あなたの知識・経験を掛け合わせれば、その価値自体も上がり、より多くの人にリーチできる。

必要としている人にあなたのノウハウを届け、逆に海外の最新技術をオンタイムで学ぶことも可能。

英語ができるだけではダメ。もったいない。

「スキルとのかけ算」でメリットを最大化することが重要である。

日本で閉塞感や生きにくさを感じているのであれば、世界に出ていけばよい。日本特有の価値観に縛られないフラットな環境で生きることだって可能。

自分の身は自分で守る時代。

将来の様々なリスクに対して、できる限り多くの「選択肢」を持つことが、そのリスクを軽減することに繋がる。

もしかしたら今後日本の政治が今まで以上にグズグズで「もうこの国あきらめました」って思うかもしれない。仮に海外に移住する際、英語力の有無でそのハードルの高さも異なる。

以前は海外に移住なんてごくごく少数派だったが、近年は明らかに増加傾向。そして将来的にはもっと増えるだろう。

日本に絶望したときのために海外移住という選択肢を持つ、そのハードルを下げておくために、英語力を習得しておく。

自分の身は自分で守る時代。

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英語は最強コスパの自己投資

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書籍やアプリ、オンライン英会話など英語学習に関するツールが溢れている。溢れすぎて選ぶのが大変。

じっくり考えて自分のライフスタイルに合ったツールを選べばよいわけだが、とりあえず英語学習者にとっては恵まれた環境。

英語学習を始めるハードルは圧倒的に低い一方で、人生の選択肢が劇的に広がっていく。

  • 就職や転職にも有利。
  • 今もってるスキルとかけ算できる。
  • プライベートでも活用できる。
  • 海外出張も海外旅行もへっちゃら、etc

英語は最強コスパの自己投資。

今はSNSなどの普及により、誰でも世界中の人とコミュニケーションが取れる時代。こうした状況下ではアドバイスを求めたり、仲間を募ったりと、プロジェクトを動かそうとするときに、英語で発信できれば一気に可能性が広がる。

裏を返せば英語力を身につけていないということは、世界の人口の2%弱の日本語を話せる人としか、コミュニケーションが取れないということになる。

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日本の人口減少

日本の人口減少に歯止めがかからない。令和3年は年間62万人もの人口が自然減している。厚生労働省が毎年発表している『令和3年(2021)人口動態統計月報年計(概数)の概況(※)』によると、令和3年に生まれた赤ちゃんの数は81万人亡くなった人は143万人。日本は10年以上、毎年数十万人もの人が減っている状態で、税金を納める働き手が減って、年金をもらう人が増加する状況がどんどん深刻化している。問題視されながらも何十年も解決策なし。

国力低下、経済停滞

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残念ながら日本の人口減少が増加に転じることは期待できない。少なからず近年の政治を見ている限り、本気で日本の将来を考え、少子化問題に正面から向き合っている雰囲気を感じない。

人口減少に歯止めがかからない状況下での経済成長は期待薄。否が応でも国外に目を向けるしかないのである…。

グローバル化

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ご存じのとおり、様々な分野でグローバル化が進んでいる。

スポーツの世界も同様で、海外で活躍する日本人選手がどんどん増えている。外国人記者の質問に流暢な英語で答えているのを見ると、なぜか誇らしい気持ちになりる。

販路拡大や事業発展のために、海外進出を目指す日本企業も少なくない。

企業が国際社会で生き抜くためには、国内だけでなく海外の需要を取り込むことも重要。グローバル化は企業の規模に関わらず、今後さらに進むことになるだろう。インターネットや流通システムの発展にともない、海外進出のハードルが低くなっていることもグローバル化を後押ししている。

また、企業が海外に進出する目的も少しずつ変化してきた。以前は、安い土地や労働力を得るための「生産市場」を求めて進出する企業が大多数だったが、近年はアジアを中心とした新興国を新たな「消費市場」と位置づけ、進出を目指す企業が増加。これは飽和状態の日本市場だけでなく、成長を続ける新興国を顧客として取り込みたいという背景がある。

英語圏に進出する場合はもちろん、非英語圏の地域においても英語でのコミュニケーションは有効。取引先や従業員との円滑なコミュニケーションをとるためのツールとして、英語の必要性はますます高まっていくだろう。

そのような状況において、今以上に就職・転職・昇進昇格で英語が重要視される。

移民

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日本の人口減少と国力低下を補うため、移民に頼らざるを得ない未来が来ると予想。

でも、日本語って難しいよね? 移民の皆さんの間では「日本って魅力的だけど、日本語むずくね?英語の方が簡単だからやっぱアメリカを目指そう」みたいな会話が飛び交っている。(勝手な妄想)

だからこそ、仮に日本企業の社内共通語が英語だったとしたら、優秀な海外人材を獲得できる。 ユニクロや楽天がいち早く社内共通語として英語を採用したが、今では資生堂、アサヒビール、シャープ、三井不動産なんかも追随している。

メリットだけでなく、デメリットあるのも重々承知だが、中長期的な観点からは間違いなくメリットの方が大きいと思う。

専門スキルを持った海外人材の争奪戦が、世界を舞台にすでに繰り広げられている現実。英語を扱える日本人の市場価値は上がっていく。

 

AI通訳が発達するから英語学習は不要?

英語学習とか英会話の話になると必ず登場するのがAI通訳。実際、AIなどテクノロジーの進歩はスゲー。私が子供の頃、ドラえもんの「ほんやくコンニャク」を見て感心したが、それが現実の世界で実用化されている。(コンニャクの形はしていないが)

AI通訳で自然なコミュニケーションは無理

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「必死こいて英語勉強するんじゃなくて、AI通訳に頼ればいい」って意見もある。

確かにAI通訳は精度も年々高まりとても便利な道具になっている。未来の道具だと思っていたがこのシンポは感慨深い。

しかし、私は敢えて言いたい。

「AI通訳はクソである」

いや、もちろんAI通訳が活躍する場もある。しかし、それは非常にビジネス的な形式的なシーン。そして質疑応答のケースが中心。

言語の本質は、人と人のコミュニケーションツール。

心を通わせるツール。

それがAI通訳システムにできますか、って話よ。

無理よ。変な間があいて変な空気になるよ。

AI通訳を全否定はしないが、あくまで「補助ツール」である。すべて頼り切るのではなく、自分自身でも英語を学習し、シーンに合わせて使い分ける必要がある。

人と人とのコミュニケーション、本質的な信頼関係の構築がAI通訳でできますか、って話よ。

 

英語習得は大変?時間がかかるからこそ希少性あり

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AI通訳がクソだと分かった今、やはり時間をそれなりにかけて英語を習得するしかない。多くの人が「将来的にAI通訳で外国人と会話できるから英語学習は不要だせ!」っ思ってるからこそ今がチャンス。差をつけるチャーンス。

簡単に身につけられるスキルであれば、希少性なんか生まれない。

簡単じゃないからこそ価値がある。

 

 

まとめ

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「選択肢を増やすこと」で将来のリスクを軽減するというマインドセットを紹介した。そして英語力が役に立つこと、複数のスキルの「かけ算」が力を発揮することについて触れた。

 

■ 英語は「将来の選択肢」を広げるツール
英語が話せれば選択肢は広がる!「他スキルとかけ算」
英語は最高にコスパの良い自己投資「費用対効果が最強」
■ 日本の人口減少
国力低下、経済停滞「日本の政治には絶望感しかない…」
 グローバル化「やめられない。とまらない。」
 移民「Yokoso JAPAN! We can speak English!」
■ AI通訳が発達するから英語学習は不要?
AIでは自然なコミュニケーションは無理「クソとか言ってスミマセン」
英語習得は大変?時間がかかるからこそ希少性あり「やったもん勝ち」

「将来リスク」って漠然としててピンとこないが、そこは普段から様々なニュースや情報をキャッチして解像度を上げていくしかない。

私は正直、年金をあてにしていない(もう日本政府も信用できない…)

社会保険料めっちゃ天引きされている。せつない。それでもって「年金をあてにしない」というマインドを国民にもたせてしまうこの国…、ため息しか出ない。

備えあれば患いなし。
自ら行動して、自分の身は自分で守るマインドセットが大切。

まぁー、とりあえず英語力は高めておこう!
間違いない。

ぜひ次の記事を読んでほしい。

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オンライン英会話を始めたけど、なかなか話せるようにならないあなたへ。中学英文法と音読を組み合わせることで、実践的な会話力を劇的に伸ばした私の学習法をシドニー在住者の視点で詳しく解説する。

 

本日はここまで。


moric(シドニー在住)
現地企業で働きながら日々英語と格闘中

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